片山右京、富士山で遭難

この記事を書かずには居られなかったので、ちょっと遅いですが書いておきます。
片山右京が今回こんな事態に遭遇してしまった訳ですが・・。私自身山登りとか全くの素人なので専門的な事は勿論分からないのですが、右京自身に重大な問題が有ったとは全く思えないです。強風で人が入ったままのテントが飛んでいった訳ですし、呼吸が停止するのを見ていた右京は、一人下山を決意する訳ですけど、全く持って勇気ある決断だったと思いますし、そうしなければ右京自身も生命の危機に晒される可能性は十分にあった訳ですから。ましてやその場にずっと居たところで、どうする事も出来なかった訳ですから。

2人の遺体と対面した右京がインタビューを受けていた映像がニュースで流れていましたが、見ていてたまらない気持ちになりました。きっと一人生き残った事に責任を感じているんだと思いますが、こればかりは本当にどうしようもない状況だったと思いますし、あまり自分を責め過ぎないでもらいたいって心から思います。
右京がラルース時代にF1初入賞を逃したカナダGP、リタイア後に自身のミス(シフトダウン時のオーバーレブ)だと素直に認めていたのが印象的でした。それだけ自分に責任感があるんだと思いますが、今はただそれが悪影響しない事を祈るだけです。
ニュース映像で流れていた沈痛な表情、そして泣き崩れんばかりの状態。本当に見ていて胸が痛くなりました。2人が亡くなった事は確かに悲劇ではありますが、自分ではどうしようも出来ない状況が発生してしまう事はこの世にはあるのですから。植村直己さんだって何度も登ってるマッキンリーで亡くなったんですから・・。

亡くなられた2人の遺族のコメントがありましたが右京を気遣っている立派なコメントだったと思います。右京の人徳があるから、このような人達が周りに集まっているんでしょう。

とにかく自分が責任を全て背負うようなことはせず、これからも自分の信じた道を生きていって欲しいと心から願います。

片山右京、富士山で遭難” に対して6件のコメントがあります。

  1. ZEAL-R より:

    本当に本当に大好きなレーサーだっただけに、今回の事はSYORIさん同様、僕も心が痛みました…
    こういった出来事も、人として生きていく上で起こりえる事だろうし、右京さんの宿命なんだなとつくづく感じた次第です。
    だからといって今回の事で自分を責めず、これからも本当に頑張って欲しいですし、3人で叶えたかった南極登頂にいつかは亡くなったお二人の為にも挑戦して欲しいと思います!
    右京さん!頑張れ!

  2. yoshinori より:

    ショックなニュースですね。
    「山の天気は変わりやすい」と言いますが「雪山」は特に危険ですね。
    今回右京さんが助かり他の2名が犠牲になってしまいましたがテントを張る位置が逆だったら右京さんが犠牲になっていたかもしれません…
    不幸な事故ですが「事故」には必ず「原因」があるわけで…
    今回事故は「天候を読みきれなかったこと」が最大の原因ではないでしょうか?
    予測に完全は無いので無理な話ですが…
    評論家などから「なぜこんなときに登ったのか?」とキツイ事を言われると思いますが、頑張ってもらいたいです。
    生き残った右京さんは二人の分まで頑張るしかないので、周りの人たちはあまり右京さんを責めないで「応援して」あげた方がいいと思います。
    富士山は夏の時期に6合目まで登ったことがありますが…
    この地点で岩だらけなのでかなり苦戦しました。両脇を支えてもらっての挑戦でしたが「障害者」の私には過酷な状況でした。下山中はさらに危険でした。
    これが今の時期だったら確実に死んでます。
    登山を趣味としている人も多くなっているようですが…
    軽い気持ちで山を登ってはいけません。
    標高999メートルの高尾山でもなめると痛い目にあうので覚悟は必要です。
    山は登らずに遠くかな眺めるのが一番安全です。

  3. hiropihiropi より:

    はじめまして、hiropihiropiと申します。
    たまに、PUSH部屋×3に参加させていただいています。
    かなり遅いですが…(^^ゞ
    さて、右京さんの遭難事故について、SYORIさんの記事を見させていただいていると、右京さんの人柄を象徴する1992年カナダGPの話しが出てきたものですから、思わず筆をとってしまった次第です。
    実は、自分もブログをやっていて、1992年カナダGPの出来事を書いたところでした。
    もしよろしければ(^^ゞ
    http://blogs.yahoo.co.jp/hiropix252/10688782.html
    当然ですが、自分のみならず、皆さんが右京さんの人柄のよさを感じているということが、とてもよく分かりました。
    自分も、亡くなられたお二人のご遺族の心境も然ることながら、右京さんの心境を思うと、とても胸が痛みます。
    改めて、亡くなられたお二人のご冥福をお祈りするとともに、これからも変わることなく、右京さんを応援していこうと思います(^^)

  4. SYORI より:

    ZEAL-Rさんどうもです。ホントそうですよね。自分ではどれだけ気を付けていても、無謀な車両が突っ込んできて交通事故に遭遇するようなものじゃないかなって思うんですよね。
    今回の事故は登山計画書が提出されてなかったとか、寒波を避けずに登ったのは無謀だとか、色んな事言われてますけど、短絡過ぎですね。登山計画書も提出義務はありませんし、もし出していたとしても、夜にテントが飛ばされ、その日の朝には凍死状態に陥ってる訳ですから、助かったとは到底思えません。寒波に関しても北極登山のトレーニングと言う事で、あえて過酷な条件で行った訳ですからね。
    とにかく、医者からは右京を一人にしないで、と言われていたそうで心配でなりませんが、重い十字架を背負ってしまう事を乗り越えて、また元気な顔で戻ってきてほしいと思います。

  5. SYORI より:

    yoshinoriさんどうもです。テントに関しては、右京は南極に単独登山に行く予定だったので、一人用テントで寝ていたようです。
    さっきも書きましたが、あえて過酷な条件で挑んだんじゃないでしょうか。それで何かが起こったから、云々言う専門家は、正直結果論だけでモノを言ってるようにしか思えないですね。2人亡くなってしまったのは悲劇ですが、自己責任であるという部分が分かっているから、ご遺族のコメントがあのような内容だったんじゃないでしょうか。
    右京は自分一人責任を背負い込まず、自分が生かされた意味を考えてほしいですね・・。それはまた元気な姿でファンの前に戻ってこなければいけない事だって思います。

  6. SYORI より:

    hiropihiropiさんどうもはじめまして。PUSH部屋をお使いのようでありがとうございます。
    92年のカナダGP。あの時もリアルタイムで見ていましたが、ブローした瞬間は声をあげてしまいました・・。でもその後の右京が一切言い訳せず潔い姿勢で素晴らしかったですよね。あれが右京の性格を物語っていると思いますし、それだけに今回の件の責任を必要以上に感じてそうでつらいんですよね・・。
    また元気な姿で戻ってきてほしいです。

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