大阪オートメッセ2025 Honda eMS SIM-01体験
記事としては大分遅い更新になりますが大阪オートメッセに行ってきました。
今回も仕事で行ってきたのですが真の目的は仕事なんかではなく(笑)、ホンダブースで体験できるフォーミュラ型シム筐体に乗る事。金曜日に行ったので人もそれ程多く無いかなと思ってましたがそれなりの人出。とは言っても出展ブースのクライアントさんに話を聞いたら今年は去年より少ないって声が多かったので土日でどれだけ盛り返すかですね(調べたら3日間トータル数は2024年に比べて減少したみたいでした)。
そんなこんなで金曜日午前中に現地着です。何時ものように入り口ではSGT車両がお出迎えです。


とりあえずLMcorsaの新型マシンであるLEXUS LC500 GTを観に行きました。今までのスープラに見慣れてたので車格がかなり大きくなったなと。しかしカッコイイ。ダンロップタイヤがマッチして速く走ってくれるのを願うばかり。



諸々仕事を済ませ、ホンダブースに向かいます。
今回の目的であるHonda eMS SIM-01というシミュレーター体験の整理券を貰うためです。このシミュレーターは鈴鹿サーキットレーシングスクールで使われていた教習用フォーミュラマシンのモノコックを使った筐体で、GT7を使った鈴鹿サーキット+SF23でのタイムアタックをやっているそう。基準タイムクリアで何か貰えるとかそういうのは無いようで、体験した感想を終わった後に伝えるのが主目的のようでした。
フォーミュラタイプのマシンに乗り込む事は過去一度もなく、よくサーキットとかでやってる実車フォーミュラカーのコックピット乗車体験みたいな経験も一切なかったので教習車とは言えフォーミュラカーのコックピットに入る感じはどんななんだろと興味津々だったのですが、まずは整理券を貰わなければ始まりません。
整理券配布時間は金曜日は1度だけ。午後13時だったかそれくらいに1回配布されるだけです。そしてその整理券配布は先着順ではなく抽選方式。こういうクジ運がとてつもなく低い私にはこれは難関だなと思いつつ(笑)、配布時間までホンダブースをウロウロします。
オートサロンで話題になってたプレリュード。近くで見ると確かに骨格はシビックタイプR(FL5)に似てるなと思いました。まだコンセプト出展だと思いますが室内も一切見えず外観だけでしたが、実車は結構良い感じに見えました。ワイド&ローな感じが私好みです。

いつものようにレッドブルF1マシンも鎮座してました。

そしてこれがHonda eMS SIM-01。コックピット前面に27~32インチほどのモニターが設置されてます。コックピットはステアリングがファナテックのフォーミュラタイプステアリングが付いていたので、GT DD PRO辺りが装着されているのかもしれません。相当奥に入ってたので本体は見えませんでした。モノコック前方左右に置いてあるタイヤは完全な飾りで置いてあるだけな感じでした。そしてモノコック後方にあるHRSロゴのあるボックス。サイドポンツーンと一体化されているように見えるこの部分はモノコック自体に振動を与える装置が入っているみたいでした。ドライビングに合わせてモノコックが動いてましたのでこの辺りに振動用アクチュエーター?やPS5などが格納されているのかと思われます。ステアリング左右辺りにはスピーカーが埋め込まれているようで音の迫力も結構ありそうな雰囲気。いやーこれは乗ってみたいな。

そして整理券配布の抽選が行われるため整列が始まります。抽選で当選すれば整理券がもらえる仕組み。そして抽選に外れても整理券配布枚数が上限を迎えるまでは何度も並んで抽選参加が可能との説明も受けました。私は20人目くらいに並んでましたが後方にもまあまあ並んでたのでこれは絶対当たらなくて乗れないヤツやな・・とその時は思ってました(笑)
そして抽選が始まります。どうやらタブレットか何かでルーレットみたいなのを回して、当たりのところで止まれば整理券を貰えるよう。前方で抽選されている方の感じだと当選確率は1/3~1/5くらいかなと。列が進んでいく時に、このシム体験のタイム目安が出てました。37秒台に入れば良さそう。プラチナランクみたいです(笑)。ちなみに野尻選手の2024年SF開幕戦でのタイムが35秒9らしいです。GT7で鈴鹿をSFで走った経験がほぼ無いので37秒台が速いのか遅いのか全く分かりませんが、実際どうなる事やら。

そんなことを考えながら抽選の順番が回ってきました。
タブレットをタップしてルーレットを回します。止まった位置は「はずれ」(笑)。まあ予想出来ましたが、整理券はまだ20枚くらい残ってるような感じでしたので直ぐに抽選最後列へ再度並びます(笑)。そして2度目の抽選でまさかの「当たり」!。めっちゃ嬉しかったんですが表情には一切出さず(笑)あ、当たったんだみたいな澄ました顔してました(笑)。ということで整理券を貰いました。2時間ちょい後に走れるみたいでした。

ということでここから再度仕事を兼ねてブースを周り、2時間時間を潰して(笑)再度ホンダブースへやってまいります。
乗車の時間になったので呼ばれてコックピット横まで向かいます。あくまでゲームとかやった事が無い素人っぽいオッサンを演じつつ(笑)コックピットに乗り込みます。が流石にこれは狭い(笑)。ステアリングを外さず乗り込む形だったんですが、ステアリングを外して乗り降りする意味がわかりました。ステアリングがあるとかなり乗り込みにくい。何とか脚が奥まで入り込みましたが右ひざがずっとモノコックに当たっているような状態。ヒザパッドでも膝に巻いてないと結構きつそうですねこれ。カーボン?のモノコックに直接当たるのでまあまあ気になるのですがそんなこと言ってられません。昨年の国体エリア決勝よりは遥かにマシでしたので(笑)。まあホンダレーシングスクールはそもそも10代の成長途上(体格的に)な子が受講するところですし、私みたいに180cmオーバーな身長はそもそも想定されてないはずなので仕方ないですね(笑)
お尻が一番最下部にあって脚は少し上方へ持ち上がってモノコック奥のペダルを操作するというイメージ自体は分かっていましたがいざ乗車してみるとそれほど違和感が無かったのは驚きでした。もっと寝たような姿勢だと感覚的に感じると思ってましたがそうでもなかったですので。実際横から見たら凄い体制なのかもしれませんが(笑)、違和感はあまり感じませんでした。
そして走り始めます。ステアリング左右の埋め込みスピーカーは良い感じで迫力を提供してくれますし、モノコックの振動も大げさな動きは無くあくまでFFB+路面の振動を味付けするような感じでしたが、それがあるのと無いのとでは全然違いますね。「乗ってる感」が断然ありました。TCS以外はOFFだったような記憶がありますがアシスト全盛りみたいな怪しい挙動ではなく走り慣れた感覚での挙動だったので大変走りやすかったです。最初はSF23の感覚に全然馴染みませんでしたが、とにかくコースアウトせずに全開で行ける所を探りながら走ってみました。その走ってみた時のベストラップ動画がこちら。
とりあえず37秒台が出て一安心。現地で偶然(毎年会ってる気がしますが)お会いしたkensanさんに撮影してもらいました(笑)
体験後に画面表示されてたタイムランキングではトップタイムは35秒台に入ってたと思うので、動画を改めてみても無駄も多いしラインも良く無くて全然速くないんでしょうけどこういう現地で走り慣れない環境で一応目標にしてたタイムを出せて満足でした。走り終えた後にスタッフさんに感想を伝え、6項目くらいあった「体験してみて○○はどうでしたか?」というボードみたいなところに「共感出来ればシールを貼る」という感じで終了。いやー、楽しかった!
最後に参加証的なカードを頂きました。昨年末にホンダ青山本社で行われたホンダ主催のGT7大会のポストカードのようでした。

スクールで使ってたマシンがこの1~2年くらい前に一新されたので古いマシンをどうするか、廃棄するには勿体ないという所から始まった今回の筐体制作のようですがこの再利用のやり方は大変素晴らしいと思いましたし、お手軽なコンシューマー機で遊べるGT7がここまで本格的なシム体験が出来るまでになるんだなという感動もありました。
今後も色んなところで体験ができるようになるかと思いますが、チャンスがあれば乗ってみるのをオススメします!めっちゃ楽しいですよ!