CRF250L MD47 スマートモニター ドライブレコーダー LAMTTO RC12A 取付

昨年に夏前に取り付けたドラレコ、特に問題なく使っていたのですがドラレコ+スマホ(古いスマホを常設して、現使用スマホをテザリングして通信させていました)を並べて設置しているとどうしてもメーター上部が視覚的に重たく感じるのと、常設していたスマホがこの暑さでバッテリー膨張で裏蓋が持ち上がり使用するのがヤバそうな感じになっていたのでどうしようかと思っていました。

以前から気になっていましたが、今はドラレコ機能付きのスマートモニター(スマホとペアリングしてGoogleマップを表示したりスマホ内の音楽再生出来たりするもの。スマートディスプレイとかディスプレイオーディオとも言うんですかね。名称がややこしい・・)が流行りのようで機種によってはスマホと変わらないような大きさのスマートなものが発売されているようでした。これに付け替えれば既存ドラレコは不要になりますしスマホ常設する必要もなくなりメーター上部もすっきりします。また今装着しているドラレコも配線延長などをしてますが、本体から配線が4本出ているのはどうにも気に入りませんでした。配線もかなり長いのでヘッドライト裏に何とか格納していましたが、もうちょっとスマートに配線処理できないものかと。

色々探してみたらNikoMaku SM-2という見た目もコンパクトで本体からは細いケーブルが1本だけのものがあり、これにしようと思ってましたが、どうもこの本体形状と同じような製品が他に幾つか出ているようでして、カメラの性能はもうそれほど重視していなかったので、カメラはソニーIMX307センサーなのかは不明だがお安く買えそうなLAMTTO バイク ドライブレコーダー 5.5インチタッチスクリーン RC12A(購入時2万円を切っていました)をチョイス。

LAMTTO バイク ドライブレコーダー 5.5インチタッチスクリーン WiFi搭載 技適取得済み RC12A

取り付け前に今ついているドラレコを取り外さなければいけません。まあ外すのは何も考えずにガンガンと取って行けばいいだけなのでラクちんです。20分くらいで全ての部品・配線を取り外しました。勿論取りはずす為に外装のほとんどを外さないといけませんのでそっちの方が面倒ですが(笑)

前回のドラレコの際もありましたが、この手の製品はとにかくバイクへのマウント部品がしょぼいんです。今回もそれっぽいものが付属はしているんですが、デカいですし調整範囲もいまいちで使い勝手が良さそうには全く見えなかったので、ボールマウントで固定しようと考えます。モニター裏側にこのような部品がボルト4本で固定されているのですが、本来はこの中央に付属マウントをネジ固定して22.2mmパイプにマウントする形になっています。この製品を購入した方のレビューを見ているとRAMマウントを使われてる方がおられて、ちょうどこの背面の部品中央のネジ(M5)にボールマウントを固定してバイクに装着されている方がいました。それも良い方法だと思いましたが、RAMマウント系の固定部材を全く持っていないため、それら全てを揃えるのもどうかなと思いまして悩みます。最終的にはスマホを固定する事が無くなったので、所有していたカエディアさんのスマホホルダーKDR-M11Cのボールマウント(17mm)を使って固定出来ないか思案してみます。
一番簡単なのはこのスマホホルダーに直接モニター本体を固定出来たら・・と思っていたのですが、モニター裏の部品を外しても若干の突起があるのでその突起を削って平らにしないと固定出来なさそうだったので早々にその方法は除外しています・・

何か良いアイデア無いかなとネットを彷徨っていたら使えるのでは?と思えるものを発見します。自動車用ドライブレコーダー用のマウントでカメラネジになった台座といいましょうか。このボールサイズが分からなかったのですが、質問のところを見るとノギス計測で16.7とあったのでギリ使えそうです。15mmと言ってる人や13mmですと言ってる人も居てややこしいのですが(笑)、ノギス計測の方を信じて購入する事に(笑)

自動車用ドライブレコーダー用のマウントでカメラネジになった台座

商品が届いてから、早速カエディアさんスマホホルダーと結合させてみます。スマホホルダー側のボールジョインを外し、購入した台座からボールジョイントを外し、それぞれをはめ込んでみます。目視では殆ど変わらない感じのボールサイズですが、確かに購入した台座側のボールの方が僅かに小さいのかもしれません。スマホホルダー側のボールジョイントをはめ込むのに結構苦労しました。フルパワーで押し込んで何とか入る感じ(笑)。何とか固定部分は形になったので、今度は両面テープで貼り付けるようになっている台座部分の加工です。

台座の部分、それとモニター裏側の固定パーツ、それぞれをスキャンして実寸でデータを作り、固定する穴の位置を決めます。出来上がったら印刷してハサミで切り取り、台座の裏側に貼り付けます。後は穴を4か所開けたらモニター裏の固定パーツに共締め出来るようになります。固定パーツを外したまま本体裏に直接固定も考えたのですが、本体裏の4か所のネジ固定する部分のみ突起となっており面固定がしにくい形状となっています。なのでこの固定パーツはそのまま使いたかったんです。

が、ここで問題。と言っても分かってはいたことですが、この裏側の固定パーツには元々付属のマウント部品を固定するために中央に丸い突起があり、そこに差し込むような形で作られているので、ネジで共締めしようとすると中央部分の丸い箇所のみが接触面となり、ネジ固定すると台座が歪んでしまいます。初めは間にワッシャー的なものを挟んで対処しようかと思いましたが、段々面倒くさくなってきたので(笑)、現状復帰を考えて加工したくはなかったのですがモニター裏の固定パーツの突起を削ってしまって平らな面にしてしまいます。

購入した台座の部分にも正確に4か所の穴を開ける事が出来ました。

モニター本体に仮固定してみます。
ネジ穴の位置もズレなくばっちり本体に固定出来るようになりました。が、実際はこれ固定出来ていません(笑)。これも分かっていましたが、ボルトが本体裏の回路などに貫通しないよう適度な長さで作られているため、購入した台座を挟んでしまうとボルトの長さが足りなくなりネジ溝に届きません。なのでホームセンターにネジを探しに行きます。この部分は風雨にさらされる部分なのでスチール(鉄)ではなくステンレス製のものを探します。M3サイズで長さ10mmくらいのものが行けそうな感じでしたので、良さげなものを見繕って買ってきます。M3の長さ12mmで緩み止めワッシャーを入れて長さギリギリ(長すぎ)という感じでした。

なのでモニター裏固定パーツに両面テープを貼って脱落防止を兼ねた厚さ調整をしてみます。

再度固定してみたらボルトの長さ的にもバッチリでした。やっとこれで思った形でバイクに取り付け出来るようになりました。
実際固定してみましたが良い感じです。ゴテゴテした感じは一切無いシンプルかつ機能的な取り付け。ボールジョイントなので前後左右に無段階に向きを調整できるのもバッチリです。商品開発時にこの辺りを適当に考えずに汎用性の高い使いやすいマウントを付属してもらいたいものです。

ここまでがホントに長かったのですが(笑)、モニター部分の固定の目途が付いたのでようやく全体の取り付けに入ります。まずは電源線です。見たところ付属の電源線は常時+ACC+GNDとなっていて常時電源の供給が必要なようです。キャパシタも付いているようなので必要なのかな?と思いましたが、実際動作させてみたらバイクのエンジンOFFで暫く動作(録画ファイルを閉じている?)してから画面が消えるような形なので常時電源は必要なのでしょう。で、3本の線が全てC型(クワ型)端子になっていたので、常時電源の配線だけそのままでACCとGND配線はデイトナD-UNITプラスに繋ぐためにギボシ端子に変更します。

電源配線をD-UNITプラスのところまで持っていきます(シート下あたり)。配線長はCRF250Lだと結構余裕がありました。しかし以前装着したD-UNITプラス、こういう時は本当に便利ですし楽ですね。常時電源も簡単に取れますので。

電源線を繋いだらカメラやリモコンなどを仮接続して動作確認します。組み終わってから何か不具合があったら大変ですからね。ちゃんと電源が入りカメラもリモコンも動作しました。

以前のドラレコで苦労していた、本体側から出ている大量の配線処理。今回購入したドラレコ(スマートモニター)はUSB-C端子の少し太めのケーブル1本で繋がっており、またこのケーブルの先端にある4つの分岐コネクターも十分メーター内部で隠す事が出来るくらいの長さがありましたのでもう配線延長加工などをする必要もありません(笑)。写真のようにモニター左側から1本のケーブルを真下に持っていくだけですのでゴチャゴチャせずシンプルに設置できるのでこの部分だけでも大満足です。

リモコンの位置。これもどこに固定しようかまあまあ悩みました。色々とネットで情報を見ると左グリップの付け根部分にグリップの上から固定されている方もいて、確かに操作しやすいから検討したんですがそこまで頻繁に操作する事もないですしグリップ内に固定するのがどうも気に入らなかったので、結局固定出来そうなこの部分にしました。ミラー付け根辺りはクラッチ側の配線が邪魔で寄せられず。ハンドル上で固定出来そうな場所はほぼこの辺りしかないかと思います(笑)。最終的にはグリップ上へ移動するかもしれません・・

フロントカメラ、以前のドラレコ設置の際はヘッドライトカバー左側の固定ボルトにL型ステーを共締めしてそこに装着していたのですが、ヘッドライトを外す際にステーも外さないといけなく、再固定する際に角度をまた合わせるのが面倒でしたので違う場所に固定したいと常々思っていました。ただ良さそうな場所がなかなか思い浮かばないので以前GPSアンテナを設置する用に購入したものの電波干渉して使わず放置していたミラー穴用のステー(タナックス ETCアンテナステーA MF-4704)を使って仮固定しておきました。もうちょっとスマートにカメラを固定したいんですけどね・・この部分は恐らく今後位置変更を考えるかと思いますが、細かい事を気にされない方は何の問題もない場所かと思います(笑)

そしてリアカメラ。ここも以前はリアキャリアの左側ステーにカメラを固定していたんですが、外装をばらす際にキャリアを外す事が殆どの状況で、その度にカメラを外すのがかなり面倒でした。角度も合わさないといけませんでしたし。ここもどうにか場所を変更しようとナンバー上にカメラを設置出来るステーを購入してありました。いずれにしてもリア側にカメラを設置する際に配線をどこから通すかという問題になる訳ですが、配線に負荷がかからず内部から外側へ出せる場所は正直ヘルメットホルダーの隙間くらいしか思い浮かびません。ここに配線を通すにはヘルメットホルダーを一旦外さないといけませんが、裏側2本の六角ネジは盗難防止目的かでネジ穴が潰されています。何とか六角レンチで回せますが個体によっては回りにくいかもです。こんな感じで何とか配線を通します。

購入したのは「プロト ドラレコカメラステー ナンバー左上マウントタイプ 日本製 DRS001です。種類によって右上マウントも選択できますし、カメラ位置を左右に25mm調整できるのがポイントでした。カメラは右側だと恐らくマフラーの排気ガスがモロに当たりそうで、熱もそうですけど排圧でカメラが相当揺れそうな気がしたので無難に左側にマウント出来るステーにしておきました。

プロト ドラレコカメラステー ナンバー左上マウントタイプ 日本製 DRS001

で、カメラをこの上に貼り付けようとしたんですが、カメラの台座がダサい上にデカい。ネジ1本でひ弱な垂直金具にカメラを固定する台座はほんと使い勝手が悪いですし相当締めこまないとカメラがしっかり固定出来ません。GoPro系マウントが流用できるようなカメラ台座になっているものならガチガチに固定出来るんですが、こいつは手でグイっと圧力をかけると簡単に曲がりそうな頼りないステーなのでたまらなく嫌なのですが(笑)、これを使うしかないのでどうにかします。とにかく台座がデカすぎてプロトのステーからはみ出るので余分なところをカットします。

カットした部分はタッチアップペンなどで塗ってサビ防止しておき、これでキレイに台座に乗せる事が出来ました。取付としては配線処理を除きこれで概ね完了。

このスマートモニター、カメラが前後2個、電源配線、リモコン配線と4つの配線を本体に繋ぐ形となります。
大まかな配線格納の場所?を薄い黄色で示していますが、リアカメラと電源線はシート下のD-UNITプラスを経由して車体左側をこのような感じで通しています。純正配線が各種通っていますのでそれに沿って配線し、タイラップ(結束バンド)で配線をまとめています。そして車体前方左側にABS関連のユニットが設置されていますがその後方を通してフロント側へ配線を持っていっていき、ヘッドライトカバー奥側にまとめる形でキレイにまとめられるかと思います。ヘッドライト裏側はLEDヘッドライトユニットの奥行が必要なのであまり手前側に配線を束ねてしまうとヘッドライトが固定出来なくなりますので出来るだけ奥側へ持っていくようにしましょう。

軽くスマホとペアリングして動かしてみましたが便利そうですねこれ。所有スマホをペアリングして地図画面を表示させますので車体に固定する必要はなく(ウエストバッグなどに入れておけばOK)、ドラレコ内にバッテリーは当然内蔵されていないのでバッテリーが膨らんでみたいなトラブルも無縁。一度ペアリングしたら次からは自動的に繋いでくれますし地図画面へ移行するのもあっという間でストレス皆無。私は使いませんがインカムと繋いで音楽も聴ける。スマホにインストールしている地図アプリが呼び出せますが、現時点でこちらで確認出来ているのはGoogleマップとYahooカーナビが使えそうです。他のナビアプリも使えるのかもしれませんが、android autoの設定で表示されるアプリしか使えないっぽいので試してみないと不明です。ツーリング先で盗難だけが気になるところですが六角ボルトで固定していますので、簡単には持っていかれる事はないでしょう。まあ取られる時は取られるかと思いますが本体だけ持っていっても仕方ありませんしね(笑)

という事で、実際の使用している感じを記しておきます。
キーをONにするとお月さんの画像が出て起動します。そしてメイン画面(ホーム画面)に移動します。表示内容やUIなどを見る限り、起動画面と背景だけ変わっているだけでニコマクさんのSM-2と同一製品なのかなと思います。

地図アプリですが、色々と入れてる訳ではないので使えるのはGoogleマップとYahooカーナビの2つでした。林道に行く方などは国土地理院マップアプリなどを入れてる方もおられるかと思いますが、その辺りは試していません。もしかしたらスマホ側でインストールするとandroid autoで使えるようになるかもしれません。私の場合はGoogleマップとYahooカーナビが使えたら十分なのでこちらで問題はありませんでした。carrozzeriaのスマホ用ナビCOCCHiなどはandroid autoやApple CarPlayに対応と明記されていますので、その辺りなども使えるんでしょうね。

アプリ一覧にはandroid autoで使えるアプリのみが表示されます。今気付きましたが背景はちゃんとスマホの壁紙がそのまま反映されているんですね(F1ドライバー角田選手のマシンを壁紙にしてたので)。ここで各種アプリを起動する事ができます。amazonミュージックであったり、Youtubeミュージックであったり。また使う事はまずないと思いますが(笑)ニュースなどが見れます。ニュースに関してはテキストを読む形ではなく、インカム経由で音声でニュースを聴く形っぽいですね。実際音声で聴いていませんが、ニュース項目をタップすると音声再生画面になっていたのでニュースを音声で流しているような感じでした。

ドラレコ映像に関しては割愛しますが、録画したものも本体側で再生可能。試していませんが専用アプリをスマホにインストールすればスマホ側でもワイヤレスで映像が見れるようでした。前後カメラ映像ですが、ファイル名末尾が「CH1」となっているものがフロント側映像、「CH2」となっているものがリア側映像になっています。GPSが無いので速度や緯度経度は表示されませんが必要最低限使えそうですね。
本製品もソニーセンサーのカメラが使われているみたいですが、製品説明は変な誤字になっているしあまり詳しく書かれていないのでホントに使われているのかは定かではありません(笑)。ただニコマクSM-2とカメラ形状は全く同じであることを考えるとSONY IMX307センサーを使ったカメラかもしれません。実際はどうなのかは不明ですが・・

機能的には他にも色々ある感じですが(設定など)、その辺りは本機種かニコマクSM-2の解説動画などがYouTubeでアップされているのでそちらを参考にされればよいかと思います。私が購入した時点でamazonセール中だったので2万円を切っていましたが、2万円以上になる時もあれば2万円を切る事もあります。丁度この記事をアップするタイミングだと17000円代とプライムデーで購入した時よりも安いです(笑)。LAMTTO バイク ドライブレコーダー 5.5インチタッチスクリーン WiFi搭載 技適取得済み RC12A、タイミングを見計らって購入検討されてみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA