2008年 F1 第13戦 ベルギーGP
いやー、今回は凄かったですね。レース中盤から後半くらいは退屈すぎて気が付いたら転寝してたような感じでしたが、レース途中の「20分後に雨」という情報が殆どピタリと当たったのはビックリでした。あの情報ってかなりハズしてる時が多かったですよね?(笑)。
スパは私もゲーム内でよく走るコースなので結構分かるつもりなのですが(笑)、雨が降って路面が濡れるとホント怖いです。その中、優勝をかけて限界越えのバトルを見せてくれた2台は素晴らしかったです。久々に体が熱くなるような感じでしたが、やっぱり優勝したハミルトンはペナルティでしたか;;。CSでも川井ちゃんがヤバいんじゃないの?って感じで言ってましたけど、レース終了後暫く経ってから画面上にハミルトンとライコネンのバトルが審議対象となっている旨メッセージが出ていたので、直ぐにタイミングモニターでタイムギャップを調べたら25秒ペナ(レース後のペナは概ね25秒加算なので)で3位に落ちる事が分かったので、シーズン後半でありチャンピオンシップを面白くする為にもこれは十二分にありえるなー、と。その後は情報を求めて1時くらいから地上波まで見てしまいましたから(笑)。そこでやっぱりペナルティ確定の情報が。
マクラーレンは上訴する事を決定したそうで、現状のマッサ優勝も再度暫定となり、最終結果は国際控訴裁判所の審判を待つ事となりました。でもこれは抗議した方がいいでしょう(決定は恐らく覆らないでしょうが)。
私個人的にはレース後の審議というのは好ましくないと思います・・。それは関係者にとってもそうだし観ている者にとってもそうです。そもそもショートカットで順位を上げたら「元の順位に」戻らないとペナ、というのは明文化されてる訳ですから、それは今回ちゃんと守ってる訳ですからね。ただその後の追い抜きが「速過ぎた」(明文化されてない曖昧な部分)というスチュワード側の判断で決まってしまった訳ですから・・。これでペナルティだったら、90年代前半(何年だったか失念)のホッケンハイムでセナに迫るあまり何度もシケインショートカットしていたマンセルはどうなるんだと思ってしまいますが(笑)。
まあ、ポイント上は非常に面白い事になってきましたけど、どうもシーズン終盤でこういう事が起きると「操作されてるなぁ」という印象が拭えません。今回は間違いなくハミルトンが勝者に値する走りだったと思います・・・。
あの場面に関しても、ライコネンが完全にドアを閉めてる訳ですし、行き場のなくなったハミルトンはああするしかなかったでしょう。フィニッシュライン手前で後ろに下がり再度オーバーテイクした訳ですが、元々ショートカットする前と後で得になるような事があってはならないという事なので、カット前後のギャップだけを見ても完全に合法?だったと思います。
でも国際控訴裁判所が結果を覆したとしても後味が悪いのは変わりませんけどね。まあシーズンを面白くする為に、FIAの息が掛かった(というかFIAの組織内ですが(笑))国際控訴裁判所が逆転判決を下すとは到底思えませんがどうでしょうね(笑)。
それにしてもライコネン。完全に今シーズンは脱落したといってもいいんじゃないでしょうか。チャンプ経験者としてあそこで8ポイントを取るという事を考えるのでは?と思ったのですが、やはりどうしても勝ちたかったんでしょうね。そこまでさせる何かがあったのかもしれません。既にマッサが優位になればシーズン終盤はサポートもありえると発言しているようですが、ここで優勝していれば(結果的に2位だったとしても)まだまだどうなるか分からなかったですし、少なくともマッサとのポイント差は詰まる訳ですから、フェラーリ陣営としてもどちらかをチャンプ争いの本命としてはまだ決められなかったでしょう。
でも今回の結果でマッサに大きく差を開けられ、しかもペナルティの恩恵で本来8ポイントだったハミルトンとの差が2ポイント差になった訳ですからね。今週末のモンツァはマッサがフェラーリのNo.1として走る姿を見ることに恐らくなりそうです。
レースでの見所といえばやはりハイドフェルドでしょうか。3~6位のマシンより最終ラップで20秒くらい速かったので、ファイナルラップで7位から3位まで上がったのは近年では見たことのないジャンプアップだったんじゃないでしょうか。残り周回数を考えてもピットさせるのは勇気ある決断だと思いますが、ドライバーが自ら入っていったっぽいので、この辺りは流石の判断だなと思いました。BMWにしてもハイドフェルドの将来を未だ決めていない状況なので、ここぞという時のアピール力というか底力というのはブルデーもそうですが凄いなと改めて思います(笑)。
そのブルデーですが、トロ・ロッソにW入賞(Wセバスチャン入賞ですね(笑))を果たし、大きく来季に向けてアピールしたんじゃないでしょうか。残り1~2周には一時3位と出ていましたから、大きく順位を下げたのかもしれませんが・・・。
それにしてもこのトロ・ロッソ/レッドブルは話題沸騰ですね。昨日の今宮さんもチラっと言ってましたが、もしかしてもしかすると今季中のドライバー移動という事が起こりえるかもしれないと。クルサードが今季終了を待たずに引退、空いたレッドブルのシートにヴェッテルが座り、トロ・ロッソのマシンにもしかしたら琢磨が・・というシナリオが起こりえるかもしれないですよねー。
全ては18日のテスト次第といったところでしょうが、予想通り噂になっているホンダエンジン持込のことも含めて、どう考えても琢磨の方がレッドブルグループ全体にとっても良い影響を及ぼす訳ですからね。エンジン開発凍結をマジメに守ったルノーエンジンの劣勢振りは明らかですし、そのエンジンを使っているレッドブル本家は面白くないでしょう。トロ・ロッソがフェラーリエンジンをレッドブルに契約譲渡すればレッドブルはメリットがありますし、トロ・ロッソにしてみれば高額なエンジン代金が無くなりホンダエンジンを持ち込んでくれる(であろう)琢磨は自身の経験も含めチームにとって大きなメリットとなるでしょう。
ベルガーにしてもホンダを持ち込んでくれるならって言う思いは絶対あるでしょうが、ホンダ側はエンジンの機密事項等が本家レッドブル(フェラーリエンジンになったとして)を通じてフェラーリに漏洩するのを嫌っているという情報もありますし、琢磨がトロ・ロッソに行くためにはこういった部分がクリアにならなければいけないんだろうなと思っています。でもビッグサプライズを期待せずにはいられませんね。今年乗れたら最高ですけど、そこまで贅沢は求めません(笑)。シート決定してくれれば最高なんですけどねー。
昨日はお疲れ様でした。
今回のスパは面白かったですねー。
最後の2周は一人テレビの前で騒いでました(笑)
私もレース後の審議というのは反対です。
どんな正当な理由であっても「誰かの意図」が介入し、レースを操作されたという印象が少なからず残ってしまいます。
せめて表彰式の前に結論を出すようにして欲しいものです。
それにしてもライコネンはどうしてしまったのでしょうか。
誰かがライコネンと比較をすると、あのシューマッハでさえ苦労人に見えてしまうと言っていましたが、今年のモナコでの接触以降パッとしません。ライコネン程の才能があってもスランプってあるんですね。
残りのレースを面白くするためにも、ライコネンには頑張ってもらいたいです。
あとは琢磨が今年レースに出れると最高ですよね。
へレスのテスト後「佐藤琢磨 日本GP参戦決定!」となりそうな気がします(笑)
審議がレース後に入るのは好ましく無いという点には同意します。今回のハミルトンはショートカット後にポジションをきちんと譲ることなくスリップに入ってラインクロスさせて1コーナーでインをとっているように見えます。レーススチュワードからしたらきちんとシケインカット後にポジションを譲ることなくバトルを続けていたと判断されたのだと私は考えています。いずれにしろ賛否両論あるかと思いますが、私的には黒に近いグレーという感じがします。2005年の鈴鹿でアロンソがシケインカットでクリエンをオーバーテイクした後、大きくペースダウンして譲ってから再度抜き返すということがあった前例を考えると、今回のハミルトンのオーバーテイクは少々相手に対するリスペクトが足りなかったように思います。
ms-madさんどうもです。昨晩はお疲れ様でしたー。
さて昨晩のF1ですが、ラストは予想外の展開になりましたねー。私も興奮の余りかなり声を出していました(笑)。レース後の審議は出来るだけ無くそうという動きが以前あったのに・・っていう感じですよね。そういえば1989年の鈴鹿もセナのシケインカット(これも酷い裁定でしたが)が原因で表彰式が何時までも始まらず、結局セナは失格となり数十分後に繰上げ優勝となったナニーニが出てきたっていう事がありましたよね。ああいう形だと見ているものもドライバーも分かりやすいんですけどね。ドライバーにしても後から「あなた優勝です」って言われても辛いですよね。まして初優勝とかだと。たしかフィジケラがその例だったかと・・。
ライコネンはホント今回良いレースをしていたと思うのですが、ウェット時の挙動が結構良くないのかもしれませんね。ドライでの走り、特にレース終盤の雨が降る直前までは完全に逃げ切ったなーと思ってましたし、力強い走りでしたから余計に勿体無く思えます。今シーズンはライコネンの不調というよりはマシンが自分好みに仕上がっていないという事なんじゃないかと思われますけどどうなんでしょうね。
琢磨に関してはちょっとこの先の情報に期待ですね。日本GP参戦、という可能性もあながちゼロではなさそうですし、今宮さんの会話からもその可能性が少しはあるようなニュアンスで発言していましたので余計に気になります(笑)。
賛否両論さんどうも初めまして。今回の件は恐らくレースをリアルタイムに見ていたスチュワードが、賛否両論さんのような判断をしたのだと思われます。ただこの記事を書いた後からどんどん上がってくる情報を見ていても、テレメトリー上でもハミルトンが減速した形跡も残っているらしいですし、カット前後のタイムギャップという点からも、殆ど同一じゃないかと思われますからね。実際レース後にフェラーリ側からはこの件に関してのクレームを一切つけていなかったという事ですし、フェラーリ側もその部分を余り問題視していなかったように思えますから。
勿論賛否両論さんが仰られるように2005年鈴鹿のアロンソの前例を基準としたら、大きくペースダウンしていませんし、実際実況でも川井ちゃんが「やばいんじゃないかな」という発言もしていましたから、前例という基準で見れば黒に近いグレーかもしれませんね・・。この辺りもはっきりした規約が明文化されていないという事に起因してくると思いますし、もう少し分かりやすいレギュレーションを制定して欲しいところですね。特にこういったチャンピオンシップに左右しかねない状況下でのペナルティ適用に関しては尚更そう思います。
ハミルトンもホッケンハイムではちょっと・・・という走り方をしていましたが、私個人的には今回のレースは問題となる部分はなかったように思えますねー。私の意見自体も賛否両論あると思いますが(笑)。コメントありがとうございました!。
こんばんわ~^^
先ほどF1見てまいりました。
ライコネンのあのクラッシュは確かに残念ですねぇ。攻めるのも良いけど守りも大事だろと^^;
それにしても、ラストの雨には本当燃えさせられましたねぇ~w
今回琢磨のテストの話題がかなり大きくなりつつある中、ベルガー氏がテストでどう判断するかが楽しみです^^
琢磨早く復帰カモーーンw
こんばんは~。
審議や今後のチャンピオン争い等皆さんいろいろ感想があるみたいですが、私はハイドフェルドファンなので彼のごぼう抜きが見れただけで大満足ですw
予選がぱっとしなくても毎回決勝のリザルトではそれなりのポジションまであがってくるしたたかさが良いですね(笑)
ユーザー登録のテストも兼ねてコメントさせていただきました~。
どうも、お久しぶりです。
スパは熱いレースになりましたね。
レース後のペナルティ加算というのは、よっぽとひどい場合にするべきだとは思いますが、今回は残り週回数が少なかったというのも原因ですよね。
あと10周あったら、途中でドライブスルーペナとかになってたかもしれませんし(こう思うのは、私だけかな?w)
私は以前書いたように、どうもハミルトンは好きじゃあないんで、今回のレースをリアルタイムで見てるときから、これはダメだろwと思っていたんですが・・・。
というか、あそこでオーバーテイクしなくても、あのコンデションにはハミルトンの方が明らかにマッチしてましたし、グレーに近い抜き方をする必要はなかったんじゃないのかなーって思います。
マウンテン区間でキレイに抜けたんじゃないかなと・・・。
まぁ、たられば言ってもしょうがないんですけどね。
どっちにしても後味悪いですね。
ライコネンの「若さ」が気持ちよくもある僕です。
このへんがルーキーシーズンから憎たらしいばかりのハミとは違う(笑
リタイア自体は大変に、ものすごく、果てしなく残念なのですが、
あそこで何もせず引いてしまうよりはいいかなーとも思ったりなんだり…
Lybiusさんどうもです。ライコネン勿体無かったですね・・。まあ残り2周で勝つか負けるかという状況ですし、あそこで守りに入る事はドライバーの本能的に出来なかったんでしょうねー。もし私がゲームであの状況ならアドレナリンでまくりだと思いますし(笑)。
琢磨に関しては、とにかく18日どうなるかですね。まあ貴重なテスト日程を割いてのドライブなのでタイムアタックで決めるとかそういう事ではないかと思いますが、やっぱりブエミとのタイム比較は気になるところです。
みなみ風さんどうもです。ハイドフェルドはホント渋い活躍してくれますよねー。タイヤ交換入ったのもドライバー判断だったみたいですけど、ピットアウト後に残り2周と知らされて「判断ミスったかも」と思ったそうですね(笑)。でも結果は最高のほうに転がってきたから、やっぱりスパという長いコースレイアウトが味方したといった感じでしょうか。
最近(昔からそうかもしれませんが)はこういうドライバーってイマイチ評価されずにシートを失っていく事が多いですよね。ハイドフェルドもアロンソの動向次第でどうなるか決まるような雰囲気ですが頑張ってもらいたいものです。
Qchan_PSさんどうもです。今回は仰る通り残り周回数が少なかったからこのような裁定になったんだと思います。周回数があったらドライブスルーで対処されていたと思いますが、まあペナルティの適用方法も問題かと思いますけど、ペナルティを受けたという事自体がどうにも納得できないっていう気持ちが大きいんですよね・・。
記事内でも書いてますけど、ライコネンのアウトサイドから並んで進入したハミルトンは最終コーナーアプローチの左側で完全に行き場を失ってましたからね。あのままカットしなければ間違いなく接触していたはずですし、カット後に前に出たハミルトンはライコネンに順位を譲り(アクセルオフしてるテレメトリーデータ、ライコネンより6km/h遅いフィニッシュライン速度、これらが後日マクラーレンより発表されているみたいです)、1コーナーで安定感に欠くライコネンをパスしたという感じに見えましたので、今改めて考えても問題になる部分って無い様に思うんですけどね・・。
勿論仰るように、オールージュ後のケメルストレートで十分抜けたとは思いますが、残り2周であれば、いけるところで仕掛けるのはドライバーの本能だと思いますからねー。
りょさんどうもです。フェラーリは元々ウェットは厳しそうな感じでしたからねー。特にタイヤの温まりがマクラーレンとは全然違うらしい(スパだとマクラーレンは半周で適正温度にいけるが、フェラーリは約2周くらいかかるとの事)ので、ウェット路面で急激にタイヤ温度が冷えて、そこから上げられなかったのかもしれないですね。だからアレだけ厳しい状況になったのかも。
まあハミルトンは幼少期からロン・デニスの元で教育されたドライバーですし、ルーキーからのあの冷静沈着さは分からないでもないですが(笑)。
ライコネンは今週末にどんなレースを見せるのか、非常に興味がありますね。もし、ライコネン・マッサ・ハミルトンという順でレース終盤を迎えた時、一体どうするんでしょうか(笑)。