CRF250L MD47 ZETA ラジエターガード 取付

久々にバイクネタです。昨年11月に日帰りツーリングに出かけてからバイク冬眠中となってまして(笑)一切見たり触ったりもしていなかったのですが、昨年末に買っておいたラジエターガードを装着がてらバイクの様子もチェックしてみようかなと重い腰?を上げて作業する事にしました。

購入したのは表題の通り、ZETAさんのCRF250L(MD47)用ラジエターガード。こちらの製品はタンク右シュラウド(またがった時の右足側)にあるラジエターを転倒の際にガードするものです。今はまだ500kmしか走ってないので(笑)林道や転倒リスクのある酷道へは走りに行ってないのですが、今年春には購入して1年経ちますし何時までもキレイなままで乗ってたい気持ちもありますけどそろそろそういう場所にも行かないとなーとは思ってまして。となると水冷バイクのキモであるラジエターの破損とかになると山の中でバイク放置して帰らなければいけないなどシャレにならないので(笑)前からガードは付けたいと思っていました。

ジータレーシング(ZETA RACING) ラジエターガード CRF250L/(S)/RALLY/(S)(MD47)'21-23 板厚3mm 補強リブ 衝撃保護 ラジエターブレース ダートフリーク Dirtfreak ZE52-2033

勿論林道だけでなく公道走行時でも右側面に衝撃を受けるとラジエターコアの亀裂や破損を起こして水漏れから走行不能になるケースも考えられます。転倒した後に「付けとくべきだった」では遅いので事前予防としても是非装着をお勧めしたいパーツかと思います。


では早速取り付け手順です。説明書も同封されていましたが、ちゃんと読んで取り付けしないとあとから辻褄が合わなくなる可能性が大きいパーツかと思いました。
まずはシュラウドを取り外しますが、シュラウドを外すにはシートを外さないといけません。シートを外してシュラウドを取り外します。説明書ではタンクに固定されている4か所のボルトも取りはずすと記載されていたので、シュラウドは左右取り外さないといけないという事でしたが、この段階ではタンクも左シュラウドもそのままです(後で理由が分かりましたが)。

ラジエター前面についている樹脂製のカバーも外します。こちらはネジなどで固定されておらず刺さっているだけです。簡単に外れます。

車体側を外し終えたらラジエターガードを組みます。え?ここで組んでしまうの?って私も思ったんですが、一旦仮固定してから再度ばらします。奥側で固定されているシャフトは組んだ後に本締め出来ない位置になってしまうので、まず仮組で位置決めをしてからシャフト奥側のボルトのみを本締めして固定するようです。ちなみにこの六角ボルトは1本だけ長さが長いものがあります。最後に使うものなので間違えて違う所で使わないようにします。また4本のシャフトの写真手前側の2本は上下で長さが微妙に違います。こちらも長さを間違えて組んでしまうと面倒な事になりますので気を付けてください。そしてこの写真手前側の2本は手前側が「斜めにカット」されてます。写真を見てお分かりのように表側に来るアルミ板が曲がってますのでその形状に合わせるためシャフト先端が斜めカットされています。ここで本締め固定しつつシャフト先端の向きも合わせる為の仮固定かと思われます。

シャフト固定の裏側のボルトを3本だけ本締めしてから再度ばらします。このような状態になります。

次にラジエターと車体を固定しているボルトを2本外します。写真に見える上下2か所です。

ラジエターを少し手前に引っ張ったら、ラジエターコアとフレームの間に引っ付いているゴムスペーサーを剥がして取ってしまいます。

先ほど組んだラジエターガードの奥側プレートをラジエターの奥側から差し込みます。シャフトが3本固定されておりなおかつ本締めしているのでシャフトの遊びは当然ありません。なので結構手前にラジエター本体を引っ張って上手いこと中に入れるようにします。ちょうどラジエターファンの上下にシャフトが飛び出るような形です。このスペースしかない、という所からちゃんと出るようになっていました。

ラジエターガード手前側の大きなアルミ板を取り付ける前に樹脂製のカバーを再度元に戻します。私はこれを忘れてて少し組んだ後に入れられない事に気付いてやり直しました(笑)。また樹脂製フィンを固定する直前にラジエター本体とフレームへの固定用ボルトで本締めしないとフィンが邪魔で固定が出来なくなってしまうかと思います。

最後に残っていた1本のシャフトを固定します。裏側から六角レンチが入らない位置になりますが、シャフト自体に10mmスパナが固定できるガイドがあるので、それを使って本締め固定します。これでシャフトが4本固定出来ました。

横から見たところ。ラジエターファン上下に2本、ラジエター前方の上下に2本のシャフトが見えているかと思います。この状態まで来たらもう少しです。

次に表側のガード本体を固定していきます。まず写真のように樹脂製フィンの間に隙間があるので、その部分にアルミ板を1か所差し込みます。

差し込む位置はこんな感じです。まあシャフトの固定穴の関係上ここだと必ず分かると思います(笑)

次に付属のゴム板をフレームに巻き付けてステンレスバンドで固定するのですが、ゴム幅が大きいと感じたのでバンド幅から大きくはみ出ない程度に幅が狭くなるようカットしました。ここはそのまま使っても良いですしお好みで良いかと思います。気になるのはこういうゴムってフレームの変色を起こさないかなという点です。よく黄色く変色するようなアレです。大丈夫なのかな・・

フレームの固定箇所にゴムを巻いてその上からステンレスバンドで固定するんですが、ここが大変難儀しました。隙間があまりないのでまずゴムをうまく巻けない。何とか巻いたとしてもステンレスバンドがまた通らないのでゴチャゴチャしてると折角巻いていたゴムが外れる。これの繰り返し。イライラしましたが前述の「タンクの固定ボルトを4か所外す」ことを思い出します。あーここを付けやすくするためにタンク固定ボルトを外して浮かしながら固定するのかと。早速ボルトを外しますが左シュラウドに隠れた1本のボルトが取れない(シュラウドを左右外せというのはこういう事ですね)ので、一旦3本だけ外します。その状態でもタンクは多少上方向へ動くようになったので、その状態で何とかやってみてようやく写真の状態まで来ます。ここが一番時間かかりました(笑)

バンドの本締め前に全体の固定位置を調整します。ZETAフレームガードの取り付けに関して幾つかのインプレをネット上で見ておりましたが、一度転倒したりしてると固定が出来なくなるなどの弊害があるみたいですので新しいうちに装着するのがやはりベターかと思います。またシャフト4か所のネジ穴の位置もやはり微妙に合わないので(ある程度は仕方ないですけどね)、シャフト部分をグイっと手で動かしながらボルト位置に合わせて固定していきました。写真正面の細長いステーのようなものは、最初に樹脂製フィンを挿したところとガード本体をボックス化するためのモノだと思います。これで強度を増しているのでしょう。最初これを装着し忘れてしまいましたので(笑)、これを取り付けた状態でネジ位置を合わせて仮組します。ちなみにこの細長いステー下側のボルトが、付属ボルトで1本だけ長かったボルトを使います。間違えて他で使ってしまいますと大変面倒な事になります(笑)

仮組した状態。正面からは5箇所のネジ固定となります。シャフトの1~2本が少し位置が合わない感じでしたが誤差範囲かと思います。初見ではほぼほぼ位置は合っていましたので問題ありませんでした。全て無理なくボルト位置が決まったら本締めします。

フレーム側のステンレスバンドを最後に本締めします。

ラジエターガードの取り付けは概ねこちらで完成です。参考までに実際取り付けしたらこのような見た目になるという写真を数枚貼っておきます。ネット上ではシュラウドが装着された写真しかあまり見なかったのでむき出し状態での写真は取り付け時に参考になるかなと思います。

最後にこの部品。アルミ板にシュラウドのボルトを1か所固定する形になりますので、この位置に付属のネジ穴が切ってあるステー?をはめ込みます。この穴の真後ろにシュラウド固定用の本来のネジ穴がある形なので10mmくらいオフセットするような感じになるのかと。

シュラウドを戻したところ。装着した感じどこにも干渉している感じはなかったので精度は高そうでした。ZETAのロゴがチラっと見えるのが良いですね。フレームへのバンドは見えない位置なら最高なんですけど仕方ないですね。

斜め前から。シュラウド下から結構突き出てるように見えますが、あまり気になる感じではありませんでした。

真横から。良い感じです。どんどん重量増させてる感じではありますけど(笑)林道で遊ぶようになったら必需品だと思ってましたので今のタイミングで装着しておいて満足です。
セロー250に乗ってた時は空冷ですしキャブのボロセローでしたので(笑)、山で転倒したり斜面でひっくり返ったりする事に一切気を遣う事も無かったんですがCRFも1回コケたりしてもうええわ!と早い事その段階に行きたいところです(笑)。それか格安のボロ車をもう一台手に入れても良いかもなーとアホな事を考えたりもします(笑)

CRF250L MD47 ZETA ラジエターガード 取付” に対して16件のコメントがあります。

  1. ポール より:

    この商品を購入しました。
    凄く丁寧な内容で取り付けに不安がなくなりました。
    商品が届いたらブログを参考にしながら取り付けしようと思います。
    読みやすく、見やすいブログをありがとうございます。

    1. ポールさんどうもです。
      商品付属の説明書もしっかり記載がなされていますのでそれを読みながらだと問題は無いかと思いますが、私自身購入前の検討でその辺りの情報が殆ど無かったので購入前の参考になればと記事を書いております。
      納車にあれだけ時間が掛かったので人気車種なのかと思いきやほんとMD47系の情報って少ないんですよね(笑)。今はSNS全盛?なのでブログに書く人も少ないのかと思いますが、私自身も情報はSNSよりブログやホームページなどでじっくり見たいタイプなので、備忘録的に残せて良ければと思ってコツコツやっております!
      お礼なんてとんでもないです!オッサンの暇つぶしだと思って見てやってください(笑)

  2. ポール より:

    今晩は。ポールです。
    昨日商品が届いたので早速取り付けました。
    ラリーはLとステーや配線の少しの違いはありましたが、ブログが大変参考になりました。
    ありがとうございます。

    ラリーは、金属バンドが、カウルで隠れて見えなくなるので良かったです。

    金属バンドの傷防止用の保護ゴムは袋に入っている状態で袋に黄色い色が付いていたのでブログで書かれていた通りフレームに色が付きそうですね。

    今後も楽しく読ませていただきます。

  3. おに より:

    こんにちは。
    画像付きで見やすかった為、参考にさせていただきました。
    が、どうしても奥側のプレートの位置がうまく収まらず断念しました・・・
    奥にあるケーブル類なんかを調整しないと無理ですかね、余裕でフェンダーと干渉します。
    ちょっと萎えそうですw

    1. おにさんはじめまして。
      奥側のプレートというのは、仮組状態でバー3本を固定する奥側のアルミプレートの事でしょうか?ラジエター本体固定のボルトと共締めする部分の。
      このプレートの取り付けに関しては、特に難儀する事も無かったです。ラジエター本体を手前に引っ張り、その隙間から差し込む感じでしたので収まるようにしか収まらない感じで固定出来たと記憶しています。
      装着時に奥側のケーブル類を調整するとかそのような作業も行っておりませんので何かおかしいですね。
      考えにくいですがプレートが大きく歪んでいるとか、プレートの向きが正しいかどうか、本当に車種用のものを使っているのか(所有車種がMD47で製品もちゃんとMD47用なのかどうか)くらいしか思い浮かぶ事がないのです。

  4. おに より:

    早速の返信有難うございます!
    そのプレートです。ラジエターを引っ張って差し込むところまでは行くのですが(飛び出すシャフトの位置も写真とほぼ同じです)どうしてもリア側に収まらない感じです。
    車種は現状のモデルを新車購入で、製品もMD47用なので問題無いと思っているのですが。
    今週末再度挑戦してみます!

    1. なるほど、新車購入でMD47用ガードでしたら間違いありませんね。先ほどのコメントをした後にもしかしたら大きな転倒等されてラジエター周りに歪みでもあるのかな?と思ったりしましたが、新しい車両っぽいのでその辺りも問題なさそうですし。
      当記事にあります、四角い黒いゴムの純正スペーサーは外されてますでしょうか?あれは外さないとちゃんと取り付けが出来ないと思いますので問題無いかとは思いますが。
      私のモデルは2023年5月納車の8BK-MD47となりますが、もし今年購入なら形式は同じでももしかしたらラジエター周りに小改良などが施されていて形状が変わっているのかもしれませんね。その辺りはあくまで想像ですけども。
      どうしても装着が無理なようでしたら2023モデルと2024モデルでラジエター周りの形状・配線取り回しなどのメーカー都合の仕様変更は可能性がゼロとは言えませんのでZETAさんにお問い合わせされてみたら何か分かるかもしれません(めちゃくちゃ丁寧親切で詳しいですので)。

      1. おに より:

        車両はまだ慣らしも終わってない状況でして転倒等もまだありません。ゴムのスペーサーも剥がして試みています。
        今年の6月納車なのでもしかしたら変更があるかもしれないですね。
        この段階で特に手こずっていないとのことでしたので、また厳しそうでしたら問い合わせてみます。
        ご丁寧に感謝します、素人には有難いです。

  5. おに より:

    こんにちは。
    昨日再度装着を試みました。
    今回はシャフトを抜いた状態でちゃんと収まるかどうかを先に見てみました。
    ガードとラジエターをボルトで仮止めしたのですが、ガードとフロントフェンダーの隙間が1mm程しかなくハンドルを切ると余裕で干渉する状態でした。
    取り敢えずZETAさんい問い合わせ中です。
    このままだと取り付けられないので既に諦め気味ですw

    1. ご連絡ありがとうございます。
      シャフト無しでプレート単体でおかしいなら何かが問題なのは間違いなさそうですね。
      昨日私も取り付けした箇所を見てみましたが、実際見てみると奥側プレートとフェンダーのクリアランスって想像していた以上に少ないなという感じでした。1cmくらいでしょうか。
      ただ干渉する感じは無く走行中に当たる感じも無さそうなので、車体側の仕様が変わったのか製品の問題なのかちょっと判断しずらいですね・・
      原因が何か分かりましたら参考までに教えて頂けたら幸いです!

      1. おに より:

        おはようございます。
        ZETAさんから返答が有りました。
        製品よりも車両の個体差により生じているようです。
        他の製品(キャリア等)でもたまに問い合わせが有るようで、ガードをリア側に押し込みつつ位置決めするか干渉しそうな部分を削るしかないようです。。。
        まあ仕方ないですかね、他の商品探してみます。

        その他の記事も参考にさせてもらいますね!

        1. ご連絡ありがとうございます!
          まさかの車両の個体差でしたか・・確かに今のホンダ車はタイ生産が多いので日本製のような緻密で正確な品質ではないのは確かかと思いますが、何ともな形の答えになってしまいましたね。
          確かに良く良く見てみるとラジエターコアを固定する部分って、フレーム直付けではなくフレームに直付けされている別の金具に固定されているので、その金具の取り付け位置が微妙にずれるとこのような事も起こりそうです。
          現状お聞きする限り、奥側プレートの2か所ある車体側への取り付け穴の下の方の穴を若干削って奥側にオフセットして取り付けるしか方法が無さそうですね・・
          個人的には何の問題も無くボルトオン装着できる製品化と思ってましたので、こういう事例もあるという情報ありがとうございました。

  6. おに より:

    はい、多少予想はしてましたが車両でしたw
    確かにフレームについた金具の位置ズレの可能性は有りますね。
    オフセット取付けも考えてたのですが、なんと干渉部分を削ってくれるとの事でプレートを送ることにしました。
    自分なんかは基本的にボルトオンのパーツぐらいしか交換できないので、それが上手く着かないと萎えますね。
    プレート取付け後の作業の方が面倒との記事でしたので、プレートが戻ったら再挑戦してみます。

    1. おお、なんと干渉部分を改修してくれるって事なんですね。
      ある程度自分で出来る方ならどうにかして付けようとされるかと思いますが、大多数はそのまま装着出来ないとお手上げという方は多いと思いますのでメーカーさんの対応は素晴らしいですね。
      また後日談をお知らせ頂けると幸いです!取り付け頑張ってみてください。

      1. おに より:

        こんにちは。
        その後の続報です。
        本日削っていただいたパーツで再度試みました。
        無事クリアランスを確保できた状態で装着することができました!
        位置決めとバンドの装着は難儀しましたが・・・
        SYORIさんにお聞きしなければ、問い合わせもせずあきらめていたと思います。
        助かりました、有難うございました!

        1. おにさんこんにちは。
          無事装着できてよかったです!ZETAさんのサポート体制にほんと感謝ですね。
          位置決めも慎重にしないと後から辻褄が合わなくなりますし、それ以上にバンド装着は私も難儀しました。タンク外しておけばラクだったかなと思いますが。
          いずれにしても無事装着出来て良かったです!

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