アコードツアラー ヘッドライト研磨+ウレタンクリア塗装

皆さんのヘッドライトの表面は大丈夫でしょうか?私のツアラーはヘッドライトがかなりダメージを受けていて、何とかしなければと思ってました。最近のクルマはポリカーボネイト製ヘッドライトの為、昔のガラスレンズに比べ紫外線の影響をモロに受けるようです。以前乗っていたアコードワゴン(CF6)もそうでしたが、表面のコーティング層が剥がれボロボロに、更にレンズ自体も黄ばみが発生してくるので、どれだけクルマを綺麗にしても何とも古臭いクルマに見えてしまうんです。CF6アコードの時も施工したのですが劇的に綺麗になるので、ようやく重い腰を上げた次第です(笑)。

必要なものは以下の通り。

・ボディマスキング用テープ(養生テープに幅1mくらいのビニールが付いているやつ)
・マスキングテープ(上記ビニールでボディを覆う際、ビニール端をボディに止めるために)
・耐水ペーパー 1000/1500/2000番(ヘッドライトを削り落とす為の耐水ペーパー。各1枚ずつで十分)
・2液ウレタンクリアー(今回もイサム アクリルウレタン樹脂塗料 エアーウレタン クリヤー 315mlを使用)

前置きが長くなりましたが、写真はクルマ全面をマスキングで覆ったところです。今回は屋内で塗装したので、最低でも前半分、屋根は殆ど覆う方が塗料のミストが付いて取れなくなることが避けられるかなと思います。

バケツに水を入れ、そこに台所用などの中性洗剤を少量混ぜ作った水で、耐水ペーパーで1000番から削っていきます。黄ばんだライトだと表面の黄色いコーティング層が取れ、黄色い研ぎ汁(笑)が出てきます。それが出なくなり白くなるまで1000番で削ります。写真は1000番で削り終えたところ。ここまで来るともう後には戻れません(笑)

1500~2000番と順に削っていくと、少しクリアっぽくなってきますが、それでもボヤけたヘッドライトの状態です。ここでウレタンクリアの出番です。人によっては、ここでコンパウンド等で鏡面になるまで磨くようですが、塗料の密着性を高めるには表面が傷だらけのほうが表面積が多くなりますので、個人的にはここでコンパウンドを使うのは「?」と思ってます。2000番で表面をかなり滑らかにしておけば、クリアー塗装後はめちゃくちゃ透明になりますし、目には見えないレベルの表面の凹凸が塗料の密着性を高めると思います。

蓋を外してプッシュボタンを押すと中で分離していた2液が混ざり始めます。そこからかなりよく振って液を混ぜます。中で硬化が始まりますので完全使いきりです。数日後に使うとかは不可能です。今回はアコードワゴンに比べて面積が多いからか、薄塗り~薄塗り~厚塗り~厚塗り~厚塗りといった感じで1本使い切りました。

塗り終わったところ。屋内なので分かりにくいですが、劇的に変わりました。

塗装前と塗装後

塗装前と塗装後

アコードワゴンでの作業時にも書きましたが、コンパウンドで綺麗にし市販コーティング剤で表面を保護しても、数週間から数ヶ月でまた黄ばみます。それを一生繰り返すのも面倒ですし、どうせ手間をかけるなら、最初に多大な手間(笑)をかけてウレタンクリア層で強固な皮膜を作ってやれば、これ以降完全ノーメンテで綺麗なライトを保つ事が出来ますので、本当にオススメです。

ちなみにラッカー系塗料と違って、ウレタン塗料はかなり無謀な厚塗りをしてもタレる事は本当に少ないと思います。そういう意味でも比較的塗装に未慣れな方でも案外綺麗に出来るんじゃないでしょうか。

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