Thrustmaster T300RS ペダルメンテナンス
私の持っているT300RSはGTエディションではないので元々2ペダルのものでした。
購入当時はクラッチを使う事もないし、そんなに本格的に走ることもないだろうと適当に買ってしまったんですが、今やかなり走ってる状態となってしまっているので(笑)、後日ペダルだけ3ペダルのものを別途購入したんです。展示会?で少し使われていたリビルド品という事でしたが、ここ最近アクセルを踏み込む時にキコキコ音がするのが気になりだし、いずれGTFPやG25の時みたいにアクセル全開にならなくなるのでは?と思い、親父杯クラス決勝の前にしっかりメンテナンスをしておこうと、コックピットからペダルをいそいそと取り外します。しかし前回のステアリング内部の空冷ファンを交換した時もそうですけど、コックピットから取り外しするのが本当に面倒臭い・・(笑)
今回のメンテで使ったケミカル類はこちら。
全部バイクメンテで使ってたりするものですが、接点復活剤は恐らく15年以上は前のもので全く減らないので多分私が老衰?で死ぬまで残っているでしょう(笑)
接点復活剤でも鉛筆の削り芯の粉でもいいです(こちらに関しては過去記事で「コンタクトZ」で検索したら詳細書いてます)。
まずは裏フタのネジを全て取り外して開いたところから。
こんな感じでペダルが3個取り付けてあります。アクセルは一番左側になります。今回はアクセルとブレーキのメンテを行います。クラッチは普段使っていないので何もしませんでした。
もっと汚れているかと思ってましたが意外と内部はキレイでした。
アクセルやブレーキの張力を持たせているスプリングの根本部分についていたグリス。なんのグリスかわかりませんけど黄土色でかなり気持ち悪い感じです(笑)。気持ち悪いので全部拭き取ります。
キレイにしたところ。
さて肝心のペダル踏み込み時のギシギシ音の解消です。
この部分がペダルの軸となっていますが、きしみ音がスプリングからなのかこの軸からなのかが不明なため、とりあえずこの部分から潤滑していきます。CKM-002と書かれたボトルの潤滑剤を塗布します。これはバイクのチェーンの潤滑用に使っているもので、かなり浸透性が良いみたいです。こちらを赤丸の部分に垂らしてみます。
その次にペダル軸の外側。Cクリップで固定されていますがここも怪しそう。
こちらも左右に上記潤滑剤を塗布しておきます。
お次はこの部分。
ペダルに付いたギア?と白いギアがかみ合って、ボリュームを駆動している仕組みですが、こちらには一切グリス的なものが付いていませんでした。
プラスチック同士なのでシリコングリスが良いと思いそちらを塗布。異音の元とは思えませんがグリスアップするに越したことはない場所かと思います。
そしてこのボリュームのメンテ。
このボリュームの接触が悪くなるとアクセルが全開にならなかったり、全開時にゲージがピクピク動いて全開状態を維持できなくなったりします。本記事最初に書いていた通り、ここは鉛筆の芯でメンテするほうがいいんですが(コンタクトZでブログ内検索してみてください)、ペダル本体のフレーム部は金属製なので大丈夫かと思い接点復活剤を使用します。
場所はこの赤丸部分にある白い樹脂の隙間に見えている小さい穴です。接点がこの中にあります。大量に吹きかけるのはご法度なので、少量吹いたらペダルを動かして内部で馴染ませます。
最後にスプリング部分のグリスアップ。
こちらもシリコングリスでメンテしておきます。写真はちょっと付けすぎかと思いますが(汗)
これで一応全ての工程が完了。
元に戻してコックピットへ組み込みなおします。またこれが面倒なんですが・・・
組み込み終わったらペダルを踏んでみます。全く音がしなくなりました。買った時と同じようなスムーズさが蘇りました!あとは電源入れてGTをプレイした際にちゃんと動作しているかです。
PS4の電源を入れてGT起動。親父杯用コースを読み込んで試走してみますが全く問題なくフィーリングも良い感じです。なぜか今まで以上にタイムが良かったので、もしかしたら今までアクセル全開では無かったのでは?と疑いましたがたまたまの気のせいでしょう(笑)
今は非接触ボリュームを使ったペダルも出てきている事かと思いますが(その場合は接点復活剤のメンテは不要)、接触ボリュームを使っているペダルは何時かおかしくなってしまうので事前処置としてこのようなメンテナンスは有用かと思います。くれぐれも組み込む際にコードを嚙まないよう気を付けてチャレンジしてみてください。