2006年 F1 第14戦 トルコGP
2006年F1グランプリも早いもので残すところあと5戦。見所は個人的には2つ。1つはチャンピオン争いが激しくなってきたフェラーリVSルノー、ミハエルVSアロンソの両タイトル争い。もう1つはトルコGPで投入されるSAF1の完成形と呼ばれていたSA06Bの投入です。
まずレースのほうですが、マッサが初優勝。ミハエルはアロンソの前に出ることが出来ず3位に終わり2ポイントの差を逆につけられてしまいました。しかしコンストラクターズ争いはフェラーリが1・3フィニッシュを決めた為、ルノーに2ポイント差まで詰め寄る形となりました。
私が一番気になったのは、SC中に2台同時ピットに入れたフェラーリの判断です。このときミハエルとアロンソの差は殆ど無かったので、ここのピットでのロスは必ずこの後の順位変動をもたらすと思ったのですが、マッサを先に入れミハエルを後ろで待たすという形で終えた為、結果アロンソが先行する形となりました。しかしミハエルの2スティント目がかなり遅く(予想したタイムと比べると)、先に入ったアロンソとのマージンを広げる事が出来なかったようですね。しかし、何故SC中のピット戦略で勝負に徹しなかった(ミハエルを先にピットに入れてマッサを待たす)のか・・。ハンガリーでは2位を狙う為にアグレッシブな戦略を取ったフェラーリが今回はかなりコンサバに見えてしまったのは気のせいでしょうか・・。
いずれにしても残り4戦で12ポイント差。何か大きな出来事が起こらない限り逆転チャンプは厳しくなってきたと思います。また次戦モンツァでは、ミハエルの来期の去就が発表されるとのもっぱらのウワサですが、ここにきてGPDA選挙をモンツァレース前に行う予定だったのをミハエル自ら延期を申し出た、という事です。もし来期現役を考えているなら、選挙を何時やっても問題ないはずですが、引退を考えているなら、来期去就(引退)発表をする前に選挙で「来年の役員職を再選」した場合など、その直後に引退を公表したら選挙を再度やり直しをする必要が出てきます。
このことを考えると、やはり今季限りの引退が考えられそうな気配です。そしてライコネンがマッサのチームメイトとしてフェラーリ入りが発表・・と大騒ぎのモンツァになりそうです(あくまで個人的な予想ですが)。
期待のSAF1ですが、1周目1コーナーでの不運なアクシデントで琢磨は戦列を離れ、マシン修復した後はデータ取りという形で最後まで走りきりました(規定周回数未満の為、完走扱いにはなっていませんが)。多重事故が発生した1コーナーで、追突されたミッドランド?のマシンがSAF1っぽいマシンに横向きながら突っ込んでいくシーンが一瞬見えました。この瞬間、琢磨はジャンプアップ・左近は3戦連続1周目リタイアか?と思ったのですが、今回ばかりは逆だったようです・・。
修復後もマシンは完調子には程遠かったようですが、何とか32~33秒台をコンスタントに周回していました。貴重なデータを次戦モンツァ前の合同テストで生かして欲しいです。
左近は1周目のアクシデントで12位まで順位を上げ、その後は速い他車に順位を譲るもタイムペースは決して遅くなく、周回ごとにタイムを上げていく力強い走りでした。しかし再度ミスによる1コーナーでのスピンオフによりレースを終えてしまいました。マシントラブルなら仕方ありませんが、テストも出来ない厳しい状況下でチームに求められるのは速さよりもデータを取ることだと思います。残すはモンツァ(事前テスト含む)・中国でどれだけアップデートを行い、鈴鹿で集大成を見せれるか・・・。これが出来なければ一年間辛抱して応援してきていた私たちも浮かばれません(;;)。
そのためにも左近には、来年以降がどのような立場になるのか分からないですが、何とかチームに貢献出来るよう頑張ってデータを取って欲しいと思います。
琢磨に関しては本当に今年一年で成長したと思います。扱い難いマシンを最大限走らせるテクニックもそうですし、ここ一発でみせる速さ、それに加えたミスの少なさ。昨年とは別人と思えるその走りに、もう一度「走るクルマ」でレースをさせてあげたいと思ってしまいます。
前戦で初優勝したホンダはバトン4位・バリチェロ8位とダブル入賞でした。とりわけバトンはそれなりに評価出来ると思います。マッサがミハエルを待っていたとはいえトップと12秒差でしたし、レース中のファステストもかなり良かったですので、あともう少しといったところでしょうか。着実に上位と差は詰まってきていると思います。
最後にマッサの初優勝は良かったですね。2戦連続で初優勝シーンが見れるとは思いもしませんでした。いつ見ても、初々しい初優勝シーンは感動的です。
こんばんわ~♪更新お疲れ様です。
1周目から激しいポジション争いで接触などがあり、赤旗になるかな?と思いましたが、そのままレースが続行されましたね。そしてこのレース1番のターニングポイントとなった、リウッチィ(リウッツィ?)のスピンでのSCカーの導入にて、フェラーリのピット作戦ミス…前回同様に上手くいきませんでしたね。
そして終盤のミハエルとアロンソのバトルは、見ごたえがあって観ていて面白かったのですが、ミハエルはフリー走行や去年もこのコースのある場所でミスをしていて、そこで良いラインにのせることが出来なかったのが、アロンソを追い越すことが出来なかった決定的な原因だと思います。
『二兎を追う者は一兎をも得ず』ではないですが、このままだと、かなり危険な感じがしますね。コンストラクターズの方はたぶん獲得できると思いますが、しかし、チャンピオンの方はかなり厳しくなってきましたね…やはり、ここ2戦でのポイント獲得に欲をかきすぎたからかもしれませんね(レースの世界では、この言い方は間違っているかもしれませんね)
ホンダは前回のレースで優勝し、今回は4位でしたのでこちらは調子が良さそうですね!次のイタリアも期待が出来そうですね!トヨタは、ラルフのエンジン交換がなければ…と、思います(笑)SAF1もようやく完全な車になったようですが、やはりデータ不足の様で、上手くセッティングが出来てない様ですね…琢磨もレース終盤に復帰してデータ取りのための走行をしていましたが、なかなか難しいようですね。
昨日のオンラインですが、お疲れさまでした。一緒に走ってくれた皆さん、お疲れ様でした。全体的にみても、昨日のレースはバトルが多かったですね!トップ争いをしていても、下位争いでも、いいバトルがあったのでとても楽しいレースでした♪
>ランドルさん
どうもです。ここ最近はSCだけで赤旗中断になることは殆どありませんね。恐らくTV等の兼ね合いで放送終了が遅れることを嫌っての対応かとは思いますが・・。安全を蔑ろにして欲しくはないんですけどね。
クルマ的にはフェラーリ+BSが完全にルノー+MIを凌駕していましたので、アロンソにしてみれば何とかミハエルの次(2位)でゴールしたいという気持ちだったのではないでしょうか。それがまさかミハエルより前でフィニッシュ出来たわけですからアロンソにしてみたら、2位ではあってもポイント的にも優勝したのと同じくらい価値がある今レースだったと思います。
まあしかし次はモンツァですから、フェラーリが絶対的有利である事は間違いないでしょう(トルコよりも)。ここでのミハエルとアロンソの順位がどうなるか、これで今年のチャンピオンシップの行方は決まるといっても大げさではないと思います。
SAF1はもう新しいパーツを付けただけで速くなる段階を通り過ぎたようですね。それらパーツを適切なセッティングを施して初めて効果が生まれるとか・・。今回モンツァで合同テストを行ってますので、ここでデータを沢山集めてレースに活かして欲しいです。まだまだSA06Bのポテンシャルを出し切っていませんからね!。
一昨日はお疲れ様でした。遂に今晩で終わりですね・・。私も今日は必ず参加して皆さんとGT4世代では最後の対戦を楽しみたいと思ってます。またお邪魔しますね。