セロー250 リアブレーキOH+パッド・ディスク交換その他
1年近く野ざらしになってたと思われるセロー。リアブレーキは最初から変な感じでしたが、ディスク摩耗が酷いのもありましたけど、どうもパッドの戻りが悪いのか引きずるような感じだったのと、リアブレーキから異音もしていたので、色々と消耗品を集めて全体的なメンテナンスを行う事に。
まずはキャリパー分解から。
ブレーキフルードとキャリパー内のオイルシール(3JD-25803-50)、それとその溝を掃除する工具を入手して分解開始です。
リアキャリパーのマスターシリンダー上部の蓋を外します。ここもかなり劣化しているので蓋とネジも一緒に手配しておきました。
ブレーキフルードは全交換するつもりでしたので、ひたすらブレーキペダルを踏みながらキャリパーピストンを押し出しますが、途中から全然でなくなって、無理やり工具を使って引っこ抜きました。ここは予想外にかなり苦労しました・・オイルもやばい色してました(笑)
ピストンを外したらオイルシールも除去してさっきの棒で溝を掃除します。結構固形物?が固まって引っ付いていましたが綺麗に取れました。
掃除が終わったら、オイルシールにシリコングリスを塗って組み込み、ピストンにも薄くシリコングリスを塗ってから静かに押し入れていきます。するするっと入っていきました。
めっちゃくちゃ硬かったピストン部分もスムーズに動くようになり満足。
お次はブレーキパッド交換。純正パッドは半分くらいの減りでしたが、ディスクも交換する事ですし折角なので新品交換することに。フロントと同じデイトナのハイパーシンタードパッド72444を組み込みます。
組み込み後になりますが、スライドピンにしっかりグリスアップしてから組み込みます。このスライドピンがかなり腐食してキャリパーの動きを妨げていたようでしたので、表面を少し削ってからグリス塗布後に組み込みました。ここがブレーキ引きずり・異音の原因だったと思われます。かなりスムーズに動くようになりました。
ブレーキフルードを入れてエア抜きし、ホース内に残ってた古いフルードが全部出たらエア抜き完了。タッチはかなり良くなりました。最後にマスターシリンダーの蓋を閉めますが、ここを新品交換に。蓋は5UN-25852-50、止めるボルトは5UN-27217-00×2個です。
ビフォー。サビサビです。
アフター。やっぱり新品はいいですね。
キャリパー周りが終わったので次はブレーキローターです。古いディスクはかなり減っていたのですが、この電子スケールでは3.2mmとのこと(安物なので誤差があります)。
新品ローターは3.8mm。誤差が出るので多分4.0mmだと思います(笑)。
ディスクはフロントと同じく中華の安物ローター。3000円ちょいくらいでした。ボルトもサビサビでしたし、フロントの時のように締め込み時にまた「ポキッ」ってなるのも嫌だったので事前に新品を用意しておきました。90109-08087×3個です。
固定時はねじロックを塗布し、トルクレンチでしっかり固定しました。
完成。写真は組み込んだ直後なのでローターに当たり面が全くありませんので、この後は家の前で慣らしをしつつ辺りを付けていきました。異音は全くなくなり、タッチも良好、効きも良くなってリアブレーキ周りのメンテは完了です。良い感じです!