セロー250 フロントブレーキディスク交換
購入した際に気になっていたブレーキ部分のメンテナンスを始めます。
まずはブレーキディスクの交換から。パッド接触面とその他の段差がかなりあるので恐らく摩耗限界値を超えたレベルまで摩耗しているものと思われましたので交換です。後日の記事にも記載はしていきますが、フロントに関してはディスク交換は勿論のこと、ブレーキパッドもほぼ無い状態ですのでこちらも交換、ブレーキフルードも窓から見える限り完全に腐ってそうな色ですので(汗)こちらも含めて交換しようと思います。一応パーツも入手していますが、キャリパーピストン部分のパッキンも状況次第では交換してキャリパーのオーバーホールも検討しています。まずは交換を進めながら状況を見てキャリパーのOHも行う段取りです。
まずはディスクから。状態はかなり悪いです。錆も酷いですがかなり摩耗していてディスク面にかなりの凹凸も見られます。
純正ディスクは結構良い値段がしましたので色々迷った挙句、中華製のディスクにチャレンジしてみる事に(笑)。周りでは「やめとけ」という声多数でしたが、ダメなら純正買えばいいかなと思ってましたし、やはり3000円前後の価格は魅力です。安いボロバイクなのであまりお金はかけずにメンテしていきたいところでしたので、セロー250 XT250X用のフロントブレーキディスクローター純正サイズというものを購入。
早速ディスクを固定しているボルトを外していきますが、相当さびていたので潤滑剤を予め塗布しておき慎重に取り外します。何とかヤバい事にならず6本全てのボルトが外れました。ディスクも少し固着していたので、プラハンで叩いて除去完了。
交換自体は簡単です。外して交換して6本ボルトで固定するだけ。
しかし油断してました・・・
ディスクを固定する規定トルクは10Nmなのですが(これは後から知りました・・)、自分が所有しているトルクレンチは40Nm以上からでしたので、ある程度の感覚で固定していったのですが、1本だけ妙に回り続けます・・。おかしいなあと暫く増し締め(といっても無茶な加減ではなかったのですが)していったら急激にトルク感がなくなり、ボルトの頭がぽろっと・・・・
ちょっとマジか・・・・
かなーり焦りました(汗)
そもそもサビが相当進行していたようなので、ボルト自体の劣化が進行していたのかもしれません。それにしてもしょうもないミスです。
とにかく奥に挟まっているボルトのかけらを取り外さないといけません。辛うじて頭が少しだけ見えている状態だったので、表面にマイナスドライバーを引っかけながら少しずつ回していき、最後にペンチでつまんで回せるようになったので何とか除去成功。ほんとよかった・・・
1本ボルトが破損したので、1本だけ間に合わせで固定するのもヤバいので全てゴミ箱へ。
手持ちが無かったのでホームセンターで同じサイズのボルトを購入し一旦仮止めで固定しました。強度的にも問題は無いと思いますが、速攻純正ボルトを発注し後日交換しました(汗)。そして5Nmから計測可能なトルクレンチも購入しました(汗)。
ディスク交換は過去した事が無かったので(ここまで摩耗する事が無かった)、交換直後はかなり効きが悪いんだろうなとまずは自宅近所の広場みたいなところで試運転します。
確かに初期状態だと全く効かないですね(汗)。いきなりこの状態で「よし!交換したぜ!」って普段通り走り出したらかなり危険です・・。自分の場合は広場で加速してはブレーキングを2~3分繰り返してたらだんだん効きが良くなってきたので、それほどシビアに考えなくても良いのかもしれませんが、少なくとも最初の数度のブレーキングでは全く止まりませんので気を付けた方が良いと思います。
-------------------------------
間に合わせで固定していたディスクですが、やはり純正品じゃないと気になるので注文しておいたボルトで再固定します。品番90105-06109を6個。6個で500円くらいだったかと思います。
ボルト固定時はしっかりネジロック剤を塗って固定。ロックタイトの243(中強度タイプ)を使いました。
中華ディスクですが、いきなりジャダーなど出たりしてゴミ行きになるんだろうか、と最初は少し心配していましたが(笑)、実際装着してかれこれ数百キロ走りましたが全く問題無いです。勿論重要保安部品のブレーキですので、純正を組むのが良いのは決まってますが、現状自分が購入したものに関しては現時点ではハズレでは無かったようなので一安心です。