2015年 幸田K-4チャレンジカップ耐久レース 第2戦

すっかり以前の記事ですが(汗)、3月8日(日)に行なわれた幸田K-4チャレンジカップ耐久レース第2戦の記事をアップしておきます。
2月に行なわれた開幕戦は都合により不参加となったのですが、チームメンバー2人のみで参加というかなりハードな(笑)状況の中、見事優勝を決めてくれ、ポイントランキングトップで迎えた2戦目。

前日から降り続いた雨の影響で、決勝当日の朝は路面はウェット状態。
予選が何時もより1時間遅くなったという事もあり、予選直前では路面は僅かながらドライパッチが見えてくる状態。25分の予選ではだんだん路面状態が改善され、最後の最後の走行が一番路面状態が良い=タイムアップが可能というF1などでもよくある状況になると思い、予選は最初から最後まで私のみの走行でしたが、最初は路面状況を見極め、最後にガツンとタイムを出す作戦で臨みました。



予選走行開始となり、まずは8分目くらい?で走り始めますが、コース後半の右ヘアピン部分が一番路面状態が悪く、簡単にリアがスライドします。気をつけて走っていたのですが、そこで2回ほどスピン(苦笑)。
その部分以外は結構ドライ時に近い雰囲気で走れる感じでしたので、予選後半に向けどんどんペースをアップしていきます。毎回ライバルとなる36号車の動向も気になります。

チームからは無線で状況を教えてもらっていましたが、残り3分くらいの時点で3位。自分の後ろには36号車が走っていました。残り僅かの部分で自分がトップに立ったみたいなのですが無線が良く聞こえず、そのまま走行を続けます。そして予選最後のアタックに入る直前(この辺りは自分で残り時間とか分からないので後から聞いた話ですが)、36号車が私のタイムを抜いてトップになります。そして私のラストアタックでサイド逆転。非常にドラマチックな予選だったようです(何時もその盛り上がりがどんな感じなのか知りたいのですが当時者なのでわからない・・)。
何はともあれPP獲得。スタートドライバーは自動的に私となります(レギュレーションで最速タイムを出したものがスタートと決まってます)。



そして決勝進行は直ぐに始まります。
決勝では、今までに無い戦略で走る事になります。
通常30分前後のスティントを繰り返して走りきる感じですが、今回はスタートで15分ほどで直ぐにドライバー交代。次も早めに交代、といった風に繋いでいき、最後は50分くらいと50分くらいのロングスティントにし、そこに私の次にタイムを出すR介君、そして私が最終スティントと言う形にします。
レギュレーションで5回以上のピットインが義務付けられていますので、全員で計6回走る形になります。
そして決勝。

PPスタートで優位に立つものの気をつけないといけないコーナーだけは慎重に走ります。36号車はチーム最速のエースドライバーでは無い方がドライブしていたので、どんどん差が広がっていき、別のマシンが2位につける展開に。
あっという間に15分が過ぎピットイン。その後も予定通りドライバー交代を繰り返します。
ただし36号車はこちらのチームとは全然違う戦略で、最初にかなりの長い時間走る形でした。ウチのチームが3人目を走らせているときにようやく最初のピットと言った感じで。
なので実際の順位がどれくらいなのかが非常に分かりにくい展開になります。中盤では2LAP遅れ近い差になってしましたが、さて最終的にはどうなることか。
そして私の直前に走るR介君が順調に走行を重ねます。

50分近いスティントでしたがかなり良いタイムで走行を重ねていましたので、順位的に面白い事になりそうな雰囲気はありました。そこで最終スティントの私の出番になります。
ピットアウトした時点では2位なのはわかっていましたが、どれくらいの差があるのか全く分からない状況。なのでとにかくひたすら全開で飛ばしまくります。あとは50分近いスティントで自分の体力が持つかどうか(笑)。
ここからはレース後に聞いた状況ですが、私が走り始めてから36号車がピットイン。チーム最速のドライバーに交代したようですが、その時点で36号車はまだ1回のドライバー交代を残していた状況。そこでウチと36号車の差は約30秒。1回のピットストップでロスするタイムは焼く30秒前後。という事は36号車がピットインしてコースに戻った時は、私が目の前にいるか真後ろにいるか、というかなりきわどい展開だったようです。場内もかなり盛り上がっていたようです(笑)。
36号車もエースドライバーが走行しているだけあって、私とのタイム差は周回遅れに引っかかった時に少し差が広がり、逆の状況の時はその反対ということで、ずっとその差を保った状況が続いていたようです。
なので、確実に前に居る状態で差を広げたいという意向があったはずですが、私が食らい付いていたのでピットインしたくても出来ない状態だったかと予想されます。

そして迎えた残り13分。
私の方も何とか体力は使いきらず(笑)、まだ速いタイムを出し続けていたのですが、バックストレートエンドのブレーキングの時、事件は起こりました。
突然フロントが地面に付くような激しい衝撃と共に、右フロントタイヤが吹っ飛んでいくのが見えます(苦笑)。
そのまま曲がれずにグラベルに突っ込んで万事休す。
エスケープがかなりある場所だったので、マシンはどこにもぶつからず、自分自身も全くの無傷でしたがホントに死ぬかと思いました(汗)。
ウチのチームは当然ですが走行不能となり、ここでリタイア。

36号車は直ぐドライバー交代を行い、ゆっくり安全にマシンを運んで1位フィニッシュとなりました。うーん、この幕切れは予想していなかったですし、ノーポイントで終わってしまうという事はチャンプ獲得に黄色信号がともってしまったことを意味します・・・。かなり悔しい状況ですが仕方がありません。
車載映像。最後で飛んで行きます(苦笑)

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