キーボード用アーム設置
GT7をプレイする際に殆どキーボードを使う事は無かったんですが、年に1度あるかどうかというタイミングでたまに入力をしなければいけない際に、コントローラーで文字を入力するのが面倒くさすぎて耐えられなかったのですが(笑)、かといってそれほど必要でもなかったのでBluetoothキーボードを横に置いておいて必要なら使うという形で対処していました。
ただ昨年くらいにノートPCをGT7をプレイする同じモニターに外部出力させて使う事が出てきたので(FANATECハンコンのファームウェア更新なども使いますので)キーボードを常設できるようにしたいと考えていました。ただキーボードアームは汎用アルミフレームなどに固定出来るやつやストラッセさんのコックピット(RCZ01など)の専用オプションとして発売されているものは見るものの、私が使っているコックピットだとどうしても流用は難しそうだったので悩んでいました。悩む事でもないですけど(笑)
で、amazonのブラックフライデーの時に何か良いものないかなと見ていたら、ちょっとこれ上手くやれば使えるかもというものを見つけます。ノートパソコンなどを浮かして固定させるVESA規格のモニターアーム。アームが1本のものでももちろん良いのですが、2本あればキーボード固定以外に何か固定したいもの(例えばタブレットなど)があれば使えるなと。本来VESA規格の固定器具なのですが、そのVESA取り付け部の四角いプレートのところにキーボードを両面テープなりマジックテープなりで固定してしまえば行けるかも、と言う事で高いものでもなかったのでトライしてみることに。
アームにキーボードを固定する方法は前述通り適当なやり方ですが(笑)、まあその辺りはどうとでもなると思います。問題はアーム支柱となる棒をどのようにコックピットに固定するか。大きなクランプは付属していたんですが、あくまで厚みのあるテーブルなどに固定するものですので、私のコックピット周りにそのような厚い幅を持つ部材が存在しません。なので本来の用途としては使っていなくて汎用ドリンクホルダーを固定しているシフトレバーなどを固定する台座にアームスタンド支柱を強引にネジ止め固定しようと考えます。ちょうどクランプを支柱と固定する部分がボルト3か所で固定するようになっているので、シフトレバー台座に3か所穴を開けて裏側からボルト固定してしまえばとりあえず支柱は固定出来るのではないかと。
そう考えてシフトレバー台座にとりあえず3か所穴を開けて固定してみたところがこれ。まあ悪くない感じで固定出来ました。もともと台座部分がしっかりしていたのでそれ程揺れる事もなさそうでした。走ってみたらどうかは現時点で分かりませんが・・
そしてその支柱にアームを固定しますがキーボードを動かす必要があるので支柱に固定する部分のみ上下に動かないようしっかり固定し、それ以外のアーム可動部分は動かせば動くレベルでの締め込みにしてあります。またキーボードは右側に棚がある関係上、ハンドルの真下に格納できるようアームの高さもギリギリ調整しています。
シフトレバー台座の裏側。支柱先端にボルト穴が3個あるのでこのように裏側から固定。3か所固定なので支柱がくるくる回る事もありません。
一旦仮の白いキーボードが付いていますが、アームの高さはこのハンコン台座の真下ギリギリを通るように高さを合わせました。これでキーボードが膝に干渉しないギリギリの高さまで上げることができます。
仮固定のキーボードを手前に出してみたところ。アームの関節が3か所ありキーボードの角度も手前に起こせるようになっているのでかなり自由度が高いです。このように太ももの上まで持ってくることができますし、マクラーレンGT3ハンドルもキーボードに干渉しないのでGT DD PRO純正ハンドルも干渉しないはずです(径が更に小さいため)。
キーボードの固定ですが、最終的には取り外しできるようVESA金具の4か所にマジックテープを貼り付け、バリバリっと剥がせるようにしました。固定中はガッチリ固定とは行きませんがキーボードを持ってアームを動かす事も出来るレベルで固定されているので問題無いかと思います。
最終的な仕様がこちら。良い感じでハンコン台の真下に格納されています。
コックピット周りはブラック基調なのでキーボードも黒のものに変更。マルチペアリング可能なテンキー付きBluetooth/2.4GHz無線両対応キーボードを購入。私の環境だとハンコン下に格納できるキーボードサイズは40cm前後かと思いますのでフルサイズキーボードだと入りません。なのでこの商品のように幅の短いコンパクトサイズを選択する必要がありました。またBluetoothのマルチペアリングが出来るので、PS5やPC、スマホやタブレットにも使えてかなり便利です。ただPS5にはどうしてもBluetoothペアリングが出来ず。何故なのか分かりませんがPS5側ではペアリング出来ませんでしたという表示が出るばかり(対応していませんの表記ではない)。PS5側でキーボードは表示するのですが接続しようとするとダメ。付属のUSBドングルを使った無線通信だと一発で認識出来たので一旦はそれでヨシとします。キーボード自体はBT3.0とBT5.0×2となっているので、3つのBluetooth接続が出来るのですがどれを使ってもダメだったので相性なのか何らかの問題がありそうです。とりあえず無線なら使えたので良かったですけども。
下から見たらこんな感じ。
膝上にスペースがある方なら全く干渉しないと思います。私は高身長な故あまりスペースは無いのですが普通に座る分には干渉しませんでした。少し腰を深く降ろして座ると当たる時がありますが殆ど問題無しです。ここにアームを持ってきてキーボードを格納するアイデアは我ながら良く考え付いたなと思います(笑)
キーボードの固定部分。
VESA金具にマジックテープを4か所固定して貼り付けているだけです。キーボードを手前に起こす事も出来ますし平行にする事も出来るので格納し易いです。
キーボードによっては裏面がフラットじゃないものも沢山あります。特に乾電池を入れるタイプはキーボード裏面奥側が膨らんでいるのですが、そこの形状次第ではこのように固定出来ないケースが考えられます。その辺りはしっかりリサーチした上でキーボードのチョイスを考える必要があります。私の購入したものは裏面フラットなので全く問題ありませんでした。
ハンコン下から格納していたキーボードを手前に持ってきたらこんな感じ。
勿論座ったまま出すことができますしステアリングに当たる事もありません(純正DD PROステアリングでも問題無し)。左右にスペースがあるのでしたらよく見るような左右に斜めに常時設置しても良いかもしれません。
横から見たらこんな感じです。キーボード常時設置の悩みはこれで解消しました。思い描いていた形が久々にバッチリ実現出来て満足しました!
余談ですが、コックピット周りにもう少し収納スペースを作れないかなと思い、壁に固定出来るラックを購入設置しました。石膏ボードにも固定できる3段棚のウォールシェルフですが、ピンで4か所フックを固定して壁固定するタイプなので穴あけも不要でアンカーを埋め込む必要もありません。その分すこし安定性は減りますが軽いものを置いておくなら十分かと思います。ここにステアリング2個を置いてシューズやグローブその他小物類などをまとめておきました。棚の高さも好きなように出来ますし簡単に移動できるので2段で良ければ棚板を1枚とっても構いません。
一番下の棚板部分にサンワダイレクトさんのクランプ式マウステーブルを設置。位置的にコックピットのシートに座りながらマウスを弄れる場所となり、使わない時は回転させて棚板下側に隠せますのでこちらも非常に便利。マウスとキーボードの置き場所に今まで非常に困っていましたが、これで全て解決です。
最後はこちら。
モニター上のデッドスペースを何か有効利用できないかなと思い、ウォールシェルフ 天然木 壁掛け棚を購入。ちょうどテレビ固定用の支柱2本がテレビ上から少しはみ出るように出ていた(まあそれが気に入らなかったのもありますがw)ので、その部分からウォールシェルフに直接ネジ止めした形で固定しています。現在電波時計を置いていますが、設置したものの置くものが特にないので寂しい感じではありますが(笑)