Thrustmaster T300RS 本体内部からの異音

訳あって(後日記事にします)T300RSをコックピットから外していたのですが、裏側からの固定ボルトを外してコックピットから持ち上げて移動させた時に、本体内部からカラカラと異音が。明らかに何かネジのようなものが中で転がっている音です。以前分解してクーリングファンを交換した際は、ファンの固定ネジを2個外しただけで内部ネジはそれ以外一切触っていませんし、ファンを交換する際に周りのカバー類を外すために大量のネジを外していますが、それらは内部に入り込む部分ではないため、ファンの固定ネジが外れたのかな?と推測。使っていた時は内部からの異音は一切していませんでしたし気付かなかったのですが、もしファンの取り付け部のネジが外れているならファンが回転するときに共振してもっと変な音が出ていたのではないかなと思ったりもしましたが、普段はヘッドフォンをして走っているので気付いていなかっただけかもしれません。ひっくり返したりして転がるネジをカバー上部のフィン辺りに持ってきて目視できるような状態にしてみたところ、ネジが見えましたので外れて転がっている事は確実です。

外すだけのつもりだったのにバラさないといけないの?とめちゃくちゃ憂鬱になりましたが(笑)、このまま放置はしておけません。重い腰を上げてバラしていきます。本体内部へアクセスするためには外部カバーを外していかなければいけません。その際の手順はこちらを参照ください。ちなみに私もバラし方を詳細まで覚えていませんでしたので、自分で書いた記事を見ながら作業を進めていきました(笑)。

ステアリングを外し、ステアリング奥側の丸いパネルを外し、上部を覆っている大きなカバーを外すという流れになります。その形で分解していき上部カバーを外したところ見えました。ネジが。しかも2本・・・

2本?どこから?という感じです。
最初に想定したクーリングファン固定ネジはしっかり止まっていましたし、ぱっと見る感じ他に外れた箇所が見当たりません。流石に見なかった事にしてネジを捨てる訳にはいかないので見える範囲を慎重に探していきます。するとまず1か所発見。ベルトドライブが通っているところの、黒い大きなパーツを固定している箇所のネジがありません。

ただそれ以外に外れている箇所は目視で確認出来ませんでした。そうなるとその外れていた箇所の下側が怪しいと思いましたが、そこは更に前面パネルで覆われているためそのパネルを外さない限りチェックすることが出来ません。前面パネルは前回も外した事が無かったので、目に見える固定ネジを外していき何とか外せましたがかなり苦労しました・・何とかパネルを外して、先ほどネジが外れていたところのパーツの周りを見ると、案の定もう一つネジが無い箇所を発見。

外れていたネジを再度固定しなおします。全体像はこちら。黄色い丸の部分のネジが外れて転がっていた形です。

この大きい半月状の黒い部品は何かと言いますと、ベルトドライブのベルトを程よくテンションをかける為に写真の赤くネジがロックされている箇所を使ってテンション調整する部品のようでした。私の場合は現時点でも大丈夫でしたが、ベルトが経年劣化で伸びてくるとベルトの張りが無くなってきて駆動に良くない状態になってしまいます。それを調整するためのテンショナーと言いましょうか。常に白い丸い樹脂がベルトを押さえてテンションを掛けている状態なので、この黒い部品にずっと振動が伝わり続けている状態であると思います。となると振動でネジが緩むのもあり得る話かと思います。ちなみに右下のネジは固定されていましたが、念のためドライバーで回してみるとめちゃくちゃ緩くなっていました。となると3本で固定しているこの部品のネジ3個とも脱落してしまうと、テンションがかからなくなり最悪パーツ脱落しベルトに何かが挟まってステアリングが急停止・一切動かない状態に突然なる事も考えられます。そうなるとかなりまずいですしヘタしたら怪我する可能性もありますので、クーリングファンを交換するタイミングやメンテナンスでカバーを外して内部アクセスする時がありましたら、この部品のネジの固定状態を必ずチェックしておいた方が良いかと思います。

場所が見つかってネジを固定し再度元通りに戻しました。原因が見つかって良かったですけど何となくモヤモヤする出来事でした。正直この部分は振動でネジが取れないよう製造時にネジロックなどしておくべきかと思います。皆さんも普段使いでは気付かないかと思いますので、もし本体をコックピットやテーブルから外した際は一度振ってみて中から異音がしないか確認した方が良いと思います(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA