2008年 F1 第14戦 イタリアGP
今回はホント良いものを見れました。初PPを取った時のヴェッテルの無線の絶叫も感動ものでしたが、今回の優勝はいったい誰が予想したでしょうか。ウェットレースになる可能性は少ないと聞いていたので、雨になった時点で少し可能性はあるかも?という風に思えましたが、まさかホントに勝つとは・・。
2006年にも記事に書きましたがBMWザウバーのサードドライバーとしてフリープラクティスに参加し、いきなりトップタイムを叩き出していた弱冠19歳の青年は、翌2007年にクビサの代役としてデビュー戦でポイント獲得。そして今年トロ・ロッソでフルシーズン参戦となり前半戦の不振を考えるとまさかの初優勝です。特に昨年スピードと交代で加入した時も雨の富士では凄い速さを見せていましたし、今年のモナコも雨の中入賞していますから、雨での速さは驚異的です。在りし日のセナを思い出させるような走りに魅了されてきた方も少なくないんじゃないでしょうか。表彰台で流れたドイツ国歌~イタリア国歌の流れは、私も含めてあの人を思い出した方が多かったんじゃないでしょうか(笑)。ミハエルがF1に来るまではドイツからF1のチャンプが出るなんて時代ではありませんでした(あの当時ドイツはまだ東西に分かれていましたよね)。しかし今回のレースではっきり、ミハエルの後継者としてのドイツ人ドライバーが現れたといっても過言ではないでしょう。唯一心配なのは、来期レッドブルに移籍が決まっていますので、ポテンシャルを発揮出来るよう、ちゃんとしたマシンを提供してあげて欲しいと思いますね。
セナがシュレッサーとのアクシデントによりフェラーリワンツーが完成し、ベルガーと故アルボレートが表彰台に上がった日から20年。今度はチーム代表として若いヴェッテルを表彰台から見つめるベルガー。時代の流れを感じましたね・・。
マクラーレンははっきり明暗が分かれましたね。コバライネンは何とか2位を死守しましたがハミルトンは追い上げたもののマッサの下でチェッカーとなり、チャンピオンシップでは唯一1ポイント守ってますがもう全く差が無いといっても良いでしょう。今回のレースでもトヨタのグロックにあからさまな幅寄せをしたりと、どんどんヒールな雰囲気になってきましたね(笑)。日本ではファンが離れていくのも致し方が無いかなと思いますが、残り4戦はマッサとのチャンプ争いが最大の争点になるでしょうし、正々堂々としたクリーンバトルを見せてもらいたいと思います。
フェラーリも明暗分かれましたね・・。予選Q2で落ちてしまったライコネンは、その時点で決まってしまったようなものでしょう。勿論ドライコンディションならまだ可能性はありましたが、あそこまで視界が悪いとどうしようもなかったですね。9位チェッカーでノーポイントに終わってしまったので、これで今年のチャンピオンシップは可能性が残っているとはいえ実質終了確定となったと思います。そういう意味ではマッサには最高のサポートドライバーが出来たといえますので、今年のチャンピオンシップの行方は、マッサ有利かなという感じがしています。果たして最終戦ブラジルでセナ以来の母国チャンプ誕生という歓喜を味わう事が出来るのか、非常に楽しみですね。
さて、今週木曜日に迫った琢磨のテストドライブですが、ホントに楽しみですね。まさかトロ・ロッソがグランプリウィナーマシンになるとは夢にも思いませんでしたので、琢磨自身もこのチャンスは絶対に逃したくないでしょう。今季のトロ・ロッソの好調さを考えても、来期はレッドブルがフェラーリエンジンを搭載する可能性が否定できませんので(基本シャシーは同じですから)、エンジンを探さないといけなくなる状況であると考えると、やはりホンダエンジンを積む(しかも無償であろうと予想されます)という選択肢が出来るだけに、琢磨有利な雰囲気があると予想していますが、果たしてどうなるでしょうか。18日が本当に楽しみです。
最後になりましたが、本当にヴェッテルおめでとう。そしてチームの人々のあの歓喜を見るとやっぱりプライベートチームっていうのはホント良いものですね。ミナルディ時代のチームスタッフも数多く残っているみたいなので、喜びもひとしおだと思います。もはや叶わない想いながらも、SAF1でこういったシーンを見たかったです・・。
ヴェッテルの快挙はすごかったですね。予選をチェックしていて気絶しそうなくらい驚きました(笑)
決勝では深夜にもかかわらず騒ぎそうになりました(笑)
それに比べてフェラーリは… ミハエルが来ると勝てないのは分かっていますが、地元でのこの結果はどうなのでしょう… 「ミハエル恐るべし」としか言えないです(笑)
今回トロロッソが優勝したことで佐藤琢磨のテストが一段と楽しみになりますね。
地上波放送では片山右京さんもすごく喜んでいました。ミナルディ時代のスタッフも残っていますからチームに関ってきたものとしては相当な喜びだったと思います。
今回のトロ・ロッソの活躍でイタリアのチームはフェラーリだけではないということが証明できたのではないでしょうか。しかも「フェラーリの聖地」での優勝ですからこれからが楽しみです。
今週のテストは佐藤琢磨に期待したいです。ぜひとも今シーズン中にレースに参戦出来ることを期待します。
そして、スーパーアグリでの無念をトロ・ロッソで晴らしてもらいたいです。
これからもトロ・ロッソには注目していきたいです。
マシン能力が低くて勝ったベッテルは過去の名ドライバーを彷彿させますね。
雨で強いドライバーはクレバーな人が多い気がしますが、この自力を生かして2、3年以内にはチャンピオン争いに加わるとしばらくは大混戦のグランプリが期待できそうですね。
今回は本当に感動しました!
家族ですげーすげー言ってましたよ深夜に(笑)。
ハミルトンはちょっと傲慢?というか、お調子に乗ってる?と言いますか、別に嫌いな訳ではないんですが、これも若さ故の事なんでしょうか。
日本勢は今回結果を見る限りでは調子良く無かったですね。途中ちょっと見れなくて、トゥルーリが13位になっててありゃ?と思いました。
まぁ上位のポイント争い以外はほとんどヴェッテルで霞んでしまいましたねー。
話変わりますが、スタートがものすごい下手でどうしようもないんですよー(泣)。
クラッチ無しでプレイしているんで、ぜんぜんやり方が違うかもしれませんが、どうすれば静止状態からの適切な加速が行えるんでしょうかね?
ものすごく繊細にアクセルを開けているんですけどねー。
あとブログに動画載せたんですけど(これはローリングスタート)、お暇な時があったら走りの問題点教えてもらえますでしょうかー?
頼んでばっかですけど(笑)
いやー、本当に良いレースでしたね。
欲を言えば、もっとベッテルの走りを見せて欲しかったぞ国際映像ってな感じでしょうか(笑)
若いドライバーが、圧巻の走りで優勝、しかも調子をあげているとはいえ下位チームで。
現代F1でもこんなことあるんだなー、やっぱりレースって分からないなーと改めて思いました。
金曜日から雨だったわけで、コンデションは全員同じですし、優勝会見ではベッテルはドライ寄りのセットだと言っていたような?感じでしたので、まさに圧勝です。
本当におめでとう。
またF1を見る楽しみがひとつ増えました。
そして、SYORIさんも触れていますけど、ハミルトンですねぇ・・・。今回のオーバーテイクショーも幅寄せなどがあり、不愉快(笑)でした。
どうして、余計な動きみせるんですかね。マシンの差からいってスッと抜きなさいよって思いましたが(笑)
そしてライコネンどうしちゃったのよって、あのやる気(一生懸命やってんでしょうけどね)のなさも不愉快でした。
セットがドライ寄りだったのか、終盤ファステストラップは出してましたけどねぇ、それも一層に今ごろかよ・・・と思うんですよね。
マッサが、クレバー(無理しない)?な走りで1点追い上げたので、残りのレース目が離せませんね。
こうなるとワンミスしたほうが負けでしょうね。
本当にベッテルおめでとうー。
雨のレースではドライバーの本当の上手さがわかるような気がします。ベッテルはすごいなぁ。ライコネンはダメだなぁ。
yoshinoriさんどうもです。予選はCSで見てましたが、最後のコバライネンのアタックの時「頼むから抜かないでくれ!」と願ってました(笑)。あのピットクルーの喜びようは見てるこっちも胸が熱くなりました。ライコネンに関しては、ミハエル来訪の時点で決まっていましたね(笑)。
右京氏も喜んでいましたかー。彼もそうですし、ヴェッテルがチェッカー後の重量測定をしにいくときにアロンソも来ましたよねー。やはりミナルディ出身のドライバーは多いですし、そういう意味でもレース後コメントでも多くのドライバーが祝福メッセージを話していたみたいなので、F1界にとっても凄く喜ばしい事だったんじゃないでしょうか。
あとはお楽しみの琢磨のテストですね。18日は目が離せませんね・・。
たーさんどうもです。雨のレース、特に今年はTCSも無くドライバーの能力がそのまま出ると思われますので、大きなミス無くチェッカーを受けただけでも賞賛に値すると思いますが、トップチェッカーですからね。去年の富士の件があったから、少し心配でしたが杞憂でした。クビサもそうですが、彼も成功の人生を歩んでいく事が確定しましたね。あとはプレッシャーに押しつぶされないよう頑張って欲しいです。まだ21歳ですからね。
3104さんどうもです。やっぱり初優勝シーンというのは、何時どんな時でも嬉しいし感動的ですよね。ハミルトンはまあ色々言われてきてますね(笑)。今回もドライバー間で走りの評判は良くなかったみたいですし、アロンソやグロック辺りが不満の声を出してるみたいです。私もドライバーの好き嫌いはありませんので、特定の人物を応援したり嫌ったりとかは無く(笑)、何時も全体的に見る楽しみ方をしているんですが、この分だとヒール役確定といった感じでしょうか(笑)。
日本勢は殆どぱっとしませんでしたね。今回ばかりは全く気になりませんでしたが(笑)。
スタート方法ですかー。GTFP時代はクラッチアシストオンでずっと走ってましたが、やっぱりクルマのおいしい回転域とホイールスピンの度合いと言いましょうか。回転域を外せばどれだけアクセルワークを繊細にしても意味がありませんし、回転域がバッチリでもアクセルワークが雑だと前に進みませんしね・・。私の場合はまず乗ってる車のおいしい回転数を考え、その辺りでクラッチを繋いだら、ホイールスピンを僅かにさせながらアクセルコントロールすると言った感じでしょうか。言葉で言うのは難しいですが・・。
Qchan_PSさんどうもです。CSでもヴェッテルの走りは後半あまり映ってなかったです・・。でもタイミングモニター見る限りではセクターベスト連発して走ってたりしてたので、かなり心配してたんですけどねー。仰る通り下位チーム(マシンポテンシャルはそれなりのものだと思いますが)のプライベーターが勝つなんてことが近代F1でも起こるんだなぁとホントびっくりしましたねー。
トロ・ロッソは予選で高ダウンフォースにしていたとロン・デニスも発言していましたが、実際はドライでも対応できるようなレスダウンフォースで走っていたみたいです。勿論トップを走るメリット(視界良好)というのが大きかったかと思いますが、それを操ったヴェッテルの技量はホント素晴らしいものがあったと思いますねー。
ハミルトンはさておき(笑)、ライコネンですね・・。やる気が無いとは思いませんけど(笑)、シーズン通してブレーキに問題を抱えている(自分に合っていない)ので、モンツァみたいなコースで特にウェットだとホント厳しかったんじゃないでしょうか。いずれにしてもチャンピオンシップはハミルトンとマッサに絞られた感じです。今後ミスやトラブルが起こったら、勝負を決めかねない事態になるかもしれませんし、チームとしてもこれからが正念場ですね。
海賊さんどうも初めまして。昨年まではTCSが付いていたので、コーナー立ち上がりで何も考えずにアクセル全開してれば良かったんですが、今年はドライバーズエイドは殆ど無くなってきているので、立ち上がりは本当にシビアでしょうね。そういう意味では今年のウェットレースで力を見せているドライバーが本当の意味での実力者だと思えるのですが、ヴェッテルの走りはモナコもそうでしたし、今回もそうですが、やはり物凄いポテンシャルを秘めてると言わざるを得ないでしょう。
ライコネンはやはりマシン的な問題でぱっとしませんが、2010年まで契約延長しましたので、また光を取り戻してくれると思いますよ。
おいしい回転数ですかー。
あんまり高くならないように回してたんですけど、まだ高いのかもしれません。ちゃんとそういうのは最初に確認するべきですね(汗)。
ありがとうございますー。また訊きます(笑)。
3104さんどうもです。クルマによって回転域は全然違うと思いますよ。最大トルク発生ポイントでクラッチミートしてどうしてもホイールスピンが収まらない場合は、わざとその回転域をずらしたりとかでしょうか。あまりにもポイントが狭い場合は失速したりホイールスピンを繰り返したりと難しいクルマもありますけどね。