CRF250L MD47 フロントブレーキパッド交換
CRF250Lを購入してからずっと気になっていた唯一?のウィークポイント。それがフロントブレーキでした。
効かない訳ではありませんしブレーキレバーを握る量に比例して効いてくる感じは悪くないんですが、その握る強さが自分が好むよりもキツめなんですよね。かなりキツめにブレーキレバーを握らないと効いてくれないといいますか。もっと軽いタッチで初期制動が始まり、自分の好む握り量である程度の制動をしてほしい、という感じで。以前セロー250に乗っていた際、フロントにデイトナさんのシンタードメタルパッドを入れてたのですが、その効き具合が自分の理想にピッタリだったので、ZETAさんからもシンタードパッドが出ていましたが同じものにしました。デイトナ ゴールデンパッドX フロント用 品番21060 です。
まずはブレーキキャリパーを外します。フロントフォークから出ているキャリパーサポート部分の黒いところに固定されている10mmソケットの2本です。ただいきなり外してしまうとパッドピンを外せなくなってしまいますので先に緩めておきます。パッドピンはキャリパー下側についている8mmナットのピン部分です。
キャリパーを外したところ。まだ500kmしか走っていないので新品のようにパッド残量がありますね(笑)
キャリパーを外したら先ほど緩めておいたパッドピンを外します。
パッドピンを外したらパッドが取れます。キャリパー固定用のボルト2本とパッドピンもこのような感じです。キャリパー固定ボルトはネジロックぽいものが塗布されていますね。
デイトナさんのシンタードメタルパッド。
パッドの面取りをされる方もおられますけど、個人的には過去面取りを行わずに鳴きが発生したことがありませんので変に細工せずそのまま装着します。パッドとキャリパーピストンが当たる面にキタコさんのブレーキパッドグリスを少量塗っておきます。
パッドを装着していくところ。
ピストン側はこんな感じで奥側の鉄板?に押し付けるような形ではめ込みます。映っていませんが手前側のパッドも左側の筒みたいなところに引っ掛け持ってはめ込みます。この状態でパッドピンを入れますが、パッドを抑え込みながら穴位置を合わせてピンを入れますので結構手が辛いです(笑)。特に手に油脂が付いているので扱いには余計に慎重になりますからね・・
交換完了。
交換に際し何も難しい部分はありませんが、重要保安部品ですのでまずパッド面に絶対油脂を付けてはいけないこと(手でパッド面に触るのは手がキレイだとしてもご法度)、交換後はブレーキレバーを数度握ってタッチを回復させておくこと、そして新品パッドは最初は殆ど効きませんので、危なくない場所でストップアンドゴーを繰り返してパッドが効く状態まで慣らしておく、最低限この3項目は必須です。
装着後、まだ実際に走れていないので、またアタリを付けてしっかり走ってみて純正と比べてどのような感じに変わったかを追記していきたく思ってます。
追記(2024.05.17)
先日200kmほど走行した際のインプレッションです。ブレーキの効き加減ですが握る力は確実に軽減されたように思えます。仮に今まで100の力で握って止まっていたとしたら、今は60~70くらいの力で握って同じような制動力と言いますか。なので現状としてはこのパッド交換だけで良い感じにはなっているかと思いますし減速時の不満点はそれなりに解消されたかな?という感想です。
ブレーキタッチに関しては握った量に応じての減速感なのですけど、この部分に関してはマスターシリンダーの仕様っぽい感じなのでどうしようもないですけどね。マスターを交換されている方もちらほら見かけますが、やはりMD47のタッチに不満の方はそれなりに居るみたいです。