2006年 F1 第10戦 USGP

北米ラウンドはキツイですね・・。特に月曜日の仕事がツライです(笑)。とはいいつつ過去20年、F1を録画で見ることが殆どない私にとっては(笑)毎年の事なので、今年はGT4オンラインを1時半までプレイして起きてました;;。昨日は全然乗れていなくて散々な成績でした・・。


さて、2006年USGP。予選ではフェラーリのワンツーが復活。そして琢磨のスーパーラップと見所が多かったです。特に琢磨はハイダウンフォースが必要なコーナーが無く、マシンのダウンフォース不足を隠してくれるコースレイアウトに加え、ホンダエンジンの最高速のアドバンテージを得て、過去最高の18番グリッドを獲得。琢磨の予選後のコメントや亜久里代表のコメントも喜びを表していましたね。しかし対照的だったのがモンタニー・・。カナダ・アメリカとマシントラブルでフリー・予選ともまともに走れていませんので可哀想です。現状のチーム力を考えると仕方ないのかもしれませんが・・。

琢磨好調だった要因に、フェラーリも好調だったブリヂストンタイヤのアドバンテージも寄与しているかと思われます。逆の言い方をすれば、ミシュランが去年の二の舞にならないよう、かなりコンサバなタイヤを持ち込んでいたのかもしれません。その証拠にマクラーレン・ルノーも予選でここ数戦見せないような不調ぶりでしたので・・。噂ではもっと良い性能のタイヤも持ち込んでいたようなのですが、これがどうも2005年の再現を引き起こす可能性があるかも?という事で使わなかったようですが真相やいかに・・。

決勝は久しぶりに完走率の低いレースとなりました。スタート直後の多重クラッシュで7台のマシンが一気に消えてしまいます。マクラーレン2台がゼロ周リタイアなど、相当予想外の展開でしたね・・。これもグリッド位置が中段になってしまったことが原因でしょう。やはり予選で中段に沈むとそういう事故を貰う可能性が高いですから、今回はなるべくしてなってしまったということでしょうか。
ハイドフェルドもサンマリノのアルバースを彷彿させる激しいクラッシュでした。BMW勢は今回も好調だっただけにジャックもエンジントラブルで勿体無かったです。しかしインディでのジャックは見栄えが良いですね(笑)。カメラも大分追ってましたし。

今回ワンツーを飾ったフェラーリですが、マッサのピットロス(クラッチのトラブル)が無ければもしかしたらもしかしたかもしれませんね。勿論マッサが終盤もトップだった場合、チームからどういう内容が伝達されるかは言わずもがなではありますが・・。それでも久々のミハエル復活でしたし、嬉しさが伝わる表彰台でした。コメントも予選・決勝を通じてW杯のことばかり言ってましたしね(笑)。まあ去年のUSGPは勝っても最悪な内容でしたからね。
日本勢では、トヨタは2台ポイントフィニッシュ目前でラルフがトラブりましたが、ヤルノがまた入賞と確実にTF106Bの戦闘力は上がってきているようです。ホンダ勢はバリチェロが入賞したものの、バトンは全くツイていない今年を象徴するかのようなアクシデントで戦列を離れました。マシンの調子はカナダよりはマシだったようですが、ヨーロッパラウンドに戻ってからどうなるかですね。

----------------------------

さて、我らがSAF1ですが好調だった予選とは全く逆の最悪の決勝となりました・・。モンタニーはファーストラップのアクシデントに巻き込まれゼロ周リタイアと全くツキがありません。次戦フランスはSA06の兼ね合い上(SA06 ドイツ登場でもちょっと書きましたが)、私はモンタニーが乗ると思っているのですが、運すら味方していない状況ですので何とか頑張ってほしいと思っています。最後のGPとなるかもしれませんが、応援したいですね・・。
琢磨は・・・。なんだか2005年の琢磨を見ているようで、なんとも言えませんでしたね。タラレバは言いたくありませんが、2005年ベルギーの時のように(この時は表彰台もあり得た)、今回も完走すれば9台完走のサバイバルレースでしたのでポイントゲットも可能だったのでは?と本当に残念でした。

マシントラブルで止まるのは悔しいですけど諦めがつくし仕方ないんですが、こういうアクシデントで終わるのは一番避けて欲しいですよね・・・。「2004年3位表彰台の琢磨」と「2005年3位表彰台のモンテイロ」のバトルは双方が相手に非があるというコメントを出していますが、どっちが悪いではなくて1周目のアクシデントの際に、「完走すればチャンスがあるかも?」と思って大事に行ってもらいたかったなって感じました。実際トロロッソもポイント取ったくらいですから。リプレイ映像を見る限りでは琢磨が少々強引だったような気がしますし、2004年ヨーロッパGPでのバリチェロとの接触をかなり思い出させてくれました;;。

ドイツGPまであと1ヶ月ほど。SA06の登場を待ち焦がれていますが、フロントサスも含めたコンプリートパッケージで登場して周りをあっと驚かせる走りを早く見たいです。

2006年 F1 第10戦 USGP” に対して4件のコメントがあります。

  1. green-riff より:

    久々のフェラーリ1-2でしたね。
    序盤のアクシデントでトゥルーリが上位に入ったり、フィジケラはそれなりに速かったのですがアロンソが遅かったり。
    佐藤は若干ブレーキが遅かったですね、冷えたタイヤ&路面の汚れたイン側では少し無理だったし、現状は攻めより完走を目指して欲しかった。
    そういうことを考えると1周目に目の前で多重クラッシュが起きても巻き込まれずにポイントを獲得したクルサードは、攻めるところと引くところがさすがですよね。
    モンタニーは前戦と今回合わせてたった2周と不運。
    これで地元である次戦から交代させられたら本当にかわいそうです。
    あと地元のS.スピードも1周目リタイアでファンはがっかりだったでしょうね。
    タイヤに関してはミシュランは攻めたタイヤであったのは間違いないそうですが、2種類のうちのハードは扱いにくく全車ソフトだったとか!?
    でもIRL、CART、NASCARなどでオーバル経験豊富なブリヂストン/ファイアストンに対して、ミシュランにはそういったレース経験がほとんど無いのだから、この特殊なコースでは仕方がないことなのかもしれませんね。

  2. SYORI より:

    >green-riffさん
    どうもコメント有難うございます。
    フェラーリ1-2はホント久々でしたね。マッサのクラッチトラブル(との発表)によるピットロスは何か陰謀臭いと思いましたけど(笑)、まあフェラーリにとっては良い結果だったとおもいます。
    クルサードの件はまさに仰るとおりです。本人もコメントしてましたが、1コーナーで嫌な予感がしてあえて引いたと言っていました。USGPでは1コーナーのアクシデントが多くそれを予測した上での行為だったんですが、それで事故に巻き込まれること無く生き残って結果ポイントゲットですからね。この辺りがベテランの経験の成せる業でしょう。
    ミシュランの件、どうだったんでしょうねー。路面温度が50度近くも上がったので、ソフトコンパウンドではキツかったのかもしれません。アロンソとかかなりコーナーで滑ってましたからね。今までだと路面温度が上がるとBS不利な状況が多かったですから、やはりオーバルでのデータが豊富なBS陣営に軍配が上がったのでしょうか。ヨーロッパラウンドに戻る次戦フランスではまた今までの勢力に戻りそうですけどね、なんせルノーの地元GPですから;;。

  3. 鷲尾功夫 より:

    いつも楽しみにブログ拝見させて頂いております。
    US GP見に行ったんですよ。というのも実はUSに赴任しているんで。モナコのTAも実はこっちでやってたんです。本当は国内に居ないと駄目なんですよね...
    それで、F1なんですがサバイバルレースになってしまいましたね。私は前半のインフィールドで見ていたので、1,2,3コーナーは低い壁の上から見えるインダクションポッドくらいしか見えないのですが、1週目で何台も随分接近して入っていくなぁと見てたら、突然白い車がクルクル上に飛んでったのが見えました。ドライバーが無事で良かったですね。それで、その後のペースカーラップ時に琢磨が残ってたので、この後の活躍を期待したのですが...破片が飛んだのが見えて、あららリタイヤ...決勝前のフリー走行もフォーメーションラップも良い音させて走ってたので、今回は調子良いんだなぁと思ってたら、頑張りすぎちゃったみたいですね。レース展開はあまりバトルが見れず、淡々とフェラーリが後続を引き離していく単調なレースで、車も少ないし。シーズン前半のようなアロンソとシューマッハが接戦になるレースを見たかったのですが残念でした。でもホンダエンジンの音はNo.1の大きさ、綺麗さでしたよ。(音と速さは別なんですね...)
    GT4オンラインは勿論参加できませんが、楽しそうだなぁと見ていますので、これからも楽しい話を是非!それでは。

  4. SYORI より:

    >鷲尾功夫さん
    どうもこんにちわ。モナコTA以来のコメントありがとうございます。明け方の投稿でしたから、凄い早い時間に起きてられるんだな・・・と思ってましたがUS在住なんですね!ビックリです。ワールドワイドなブログになったなーってしょうもない事を思いました(笑)。明け方5時ですとそちらでは夕方4時くらいですかね。
    さて、USGPを直接見られたとの事大変うらやましいです。レースは去年のあの再現はありませんでしたが一気に台数減りましたし地元期待のスコット・スピードも1コーナーで消えてしまいましたからね・・。私も琢磨が消えてしまい、深夜2時過ぎということもあり急激に睡魔が襲いましたから(笑)。
    ホンダエンジン、音量・音質ともNo.1ですか!ホンダミュージックたる所以ですね。ホンダ2.4L V8エンジンの音は現時点で日本では絶対生で聞けませんからね(笑)。テレビでは絶対感じれませんから。エンジンだけで言えばトップクラスのものだとは思うのですが、現代F1は昔のようにエンジンだけで勝てる時代ではなくなってますからね・・。でも貴重な感想ありがたく思います。こういう生の現地の声って凄い嬉しいですよー。
    またお時間がありましたら是非お越し下さい。宜しくお願いいたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA