セロー250 ブレーキパッド&ブレーキフルード交換
ブレーキディスク交換が終わりましたので、ついでにパッドとフルードの交換も行います。
本当はディスク交換時にまとめて作業していたのですが記事的には分割してます。ブレーキパッドは何にしようか色々調べましたが、高性能なパッドは全く必要ないですし、何しか現状が酷すぎるので状態を元に戻す為のメンテということで、無難なチョイスにしようかと、安定?のデイトナ製ハイパーシンタードパッド 72445をチョイス。ガツンと効くより握った分だけ効く特性の方がオフ車には良いと思いますので。勿論値段が安いというのもあります(笑)。交換ついでにキャリパーの状態もチェックしようと思います。パッド取り外した写真も取りましたが、もう限界ですね。
交換はとても簡単です。
キャリパーは2本のボルトでパッドがマウントされているブロックとピストン側のブロックと2本のボルトで固定されているだけです。こちらを外せば分割出来ますので、外せたらパッドをスライドさせて取り外し、新しいものに交換するだけです。パッド裏面には少量のパッドグリスを塗っておきました。
2本のボルトはキャリパー自体を左右に稼働させる部分(パッドピンみたいな?)なので、再装着時にグリスアップを忘れずに行います。またキャリパーピストンの状態を見てみましたが、動きが渋い感じではなかったので、所有してたキャリパーOH用のシール類は今回使わず保管する事にしました。ブレーキレバーを何度か握ってピストンを押し出し、ブレーキクリーナーで洗浄後にシリコングリスを塗布しておきました。グリスアップ後の写真、ピストンが結構汚いですが自分の手が汚かったからだと思います・・・
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パッド交換後はフルード交換です。
コロナの影響だったのか分かりませんが、4月下旬頃は何故か軒並みブレーキフルードが売り切れていたので、唯一すぐ買えそうだったヤマハ純正DOT4フルードの100mlの分を購入。それほど使わないかな?と思いつつ足りなかったらどうしようと一抹の不安もあり(笑)。
フルード交換ですがリザーバタンクから継ぎ足しながら、ブリーダー部分にホースを繋いでペットボトルなどに経由させ、ブレーキを握りながらブリーダーナットを緩め、ナットを閉めたらブレーキを離す、それの繰り返しです(詳細は割愛)。便利な道具も色々あるみたいですが、バイクのシングルキャリパーのフルード入れ替え(エア抜き)くらいなら正攻法でやってもそれほど時間はかかりませんし、何より安心です。
まあとにかくリザーバタンクのキャップを開けた瞬間、えぐい色したフルードがみえましたので(笑)、念入りに交換作業を行いましたが、100mlの半分くらいしか使いませんでした。セロー250なら前後十分交換出来そうですね。フルードは吸水しますので、あまり長期保存には向きませんのでマメに交換する事がないのであれば少量使い切りで購入する方が良さそうな気がします。
ちなみにフルード入れ替え後ですが、エアも抜けたのかもしれませんがタッチが激変。酷いタッチだったものが普通のタッチに戻ったといいましょうか。フロントのブレーキに関してはこれで全く問題無くなった感じです。
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ちなみに、ヤマハのWebパーツカタログを眺めていたら、フロントブレーキパッドにシムなるパーツが掲載されてまして(部品番号:5XT-25828-00 価格:528円)、これって古いパッドに付いてたっけ?とゴミ箱から漁って見てみましたが付いてませんでした。
他ブログ等で沢山出てくるパッド交換の記録を見ても付いてない方ばかりのようなので、これって必要なのか不要なのかよく分からないですね・・。安いものでしたので、純正部品を色々買うついでに購入しておきましたが。
部品到着後、再度キャリパーをばらしてホイール内側面のパッド外面にシム装着。今までは良い感じでゴールドのパッド色が見えてましたが、シムを挟む事で黒面積が増えてしまいました(笑)
取り付け前と取り付け後のブレーキフィールも何も変わりませんし(当たり前ですが)、色々とググってみたら、ブレーキ鳴きの防止やパッドの偏摩耗防止をしてくれているものらしく、無いよりはあった方が良いのかもしれませんね。
全ての作業が終了して試走しましたが、ブレーキタッチ・効きともにメンテ前とは雲泥の差です。握りやすくなりましたしタッチも上々で効きも悪くないです。とりあえずは安心して走れる土壌は出来上がったかなと言う感じです(まだまだメンテしなければいけない箇所は多いですが)。