FZR250R タンクキャップ鍵穴交換作戦~失敗
このブログでは記事にしていませんが、FZRに乗り出して暫くしたらタンクキャップの鍵穴の動きがかなり渋い事があり、給油時にタンクキャップを開ける事がし難い事が多々ありました。末期にはカギを挿して、フルパワーで思いっきり上に引っ張り上げてようやくガコーーンと開くような始末。
流石にこれはヤバいと思い、中華製汎用フューエルキャップを購入。交換に関しては完全ボルトオンだったので何の苦労もなく交換出来、見た目もボロかった外観もとても綺麗になって満足していたのですが、唯一の不満点はカギが別になってしまった事。
まあタンク用として自分が把握していればよいだけの話なのですが、たまーにガソリンスタンドで給油中にトイレとか行ってバイクから離れた際、戻ってきたら99%スタンドの人がカギを間違えて挿そうとして手こずっている風景を多々見ましたし(笑)、なによりキーに余計なものをあまりぶら下げたくない自分は、タンク用キーを別途ぶら下げているのが嫌(トップブリッジを塗装したので、そこにタンクのキーがカンカン当たって傷がいくのも嫌)だったので、前から何とかしたいなと思ってました。
ネットを色々調べていたらキーシリンダーを入れ替える事が出来るようで。
純正キャップに付いているキーシリンダーを外し、中華キャップのシリンダーと交換すればいけるんじゃないかなと。ただネット上の記事だと同じ純正キャップ同士で入れ替えてる事例ばかりで、私のように純正~中華という互換性があるのかないのか分からない形では流用可否は不明。
実際純正キャップと中華キャップでは、取り付けこそボルトオンですがキャップ裏側の作りはかなり違いますので、そのあたりも気になってて面倒くさくて放置していました。
ただ急に確かめたくなってきたので(笑)、思い立ったが吉日。早速ゴミのような純正キャップを分解してみました。
写真はありませんが、流石バブル時代のバイクだけあって、かなり細かく作られていて一杯部品が分かれます。最終的には小さいボールみたいなものも出てきましたが、どこに付いてたのか不明(笑)。まあいいやとバラバラにして最終的にキーシリンダーを取り出す事に成功。
かなーり汚いですし白い粉だらけで触ったら手が真っ白になります・・それでいて臭い。
写真で見て分かるように、左側から数えて計5枚のプレートがシリンダーが刺さっている外壁?部分に引っかかってロックされていて、カギを差し込むとこのプレートが全部奥に入り込み、シリンダー表面がフラットになります。それでキーが回るようになる仕組みですね。考えた人凄い・・。
ちなみに一番右側のプレートはシリンダーを差し込んだ時に抜けなくするようなストッパーです。
で、中華タンクキャップを取り外し。
この中央部分(ネジ2か所で止まっているストッパー部分)の奥側にシリンダーが入ってます。
純正キャップからかなり簡素化された作りですので分解は楽です。
で分解してみて取り出したのがこれ。
※左:中華、右:純正
写真ではわかりにくいかもしれませんが(自分も気付かなかった)、なんと純正の方が径が少し大きいのです・・・。
中華キャップに押し込もうとして入らないやん・・とようやく気付きました。
ここで再度ネットを調べましたが、中華キャップに純正シリンダーを入れてる人もいましたので、車種によって合う場合もあるのか、それとも中華キャップでもシリンダー径に差があるのか(製造元の違いで微妙に差がある?)不明ですが、何しか私の場合は入りませんでした・・。
なら、中華シリンダーのプレート(例の5枚)を全部取ってしまったら、セキュリティという意味合いでの機能は果たさなくなるけど、使っている通常カギを挿せば回るようにしておけばよいのでは?と。
早速全部抜いてみて、これで回ればOKと思いましたが、今度は純正カギがささらない(笑)。カギをよーく見比べてみると、シリンダー径が小さくなった分微妙にカギ幅も狭いです。
よって純正キー(幅広)が挿せない。ここで終了(笑)。
なら純正キャップの部品をある程度流用すればいけるのでは?と思いましたが、前述通り造りが全然違うため、純正キーシリンダーが刺さっている部品を中華キャップに流用することがそもそも不可能です。この時点で諦めました(笑)
中華キャップのシリンダーが刺さっている穴径を何らかで削って拡大すればいけるのでしょうが、それをする事によって万が一失敗すれば、タンクを塞ぐキャップが無い状態になり非常に困るので(笑)、流石にそこまではやりませんでした・・。
散々苦労して、結局元に戻しただけという何とも非生産的な時間を過ごしましたが(笑)、仕組みは完全に把握したので、1個のカギに出来る日まで虎視眈々とチャンスを狙っておきます(笑)。